※ネタバレあり。

50公演にも及ぶ、10年ぶりのコンサートを控えた直前の、
あまりにも突然の死。

見たら悲しくなっちゃうだろうなと思ったのですが
評判良いし、2週間限定公開だし(4週間に延長されましたが)
追悼の意味を込めて・・・
そして、せっかくなら臨場感のある環境でと思い
観てきたのですが・・・なんか、なんか、もう1回観たいっ・・・。

★ Find my way ★

オープニング。
高い倍率のオーディションから選ばれたダンサー達が

これから始まるツアーやマイケルへの思いを
ある者は声を詰まらせながら
ある物は興奮しながら、口にします。

・・・しょっぱなから涙腺崩壊。

リハーサルまで、どれ程の練習を積んできたことでしょう。
尊敬するマイケルの傍で、大変なプレッシャーと、
そして興奮と充実を味わってきたことでしょう。
どれだけツアーを、夢見てきたことでしょう。
この時点で、誰が、彼の死を予想したでしょう・・・



リハーサルの様子を見ていると、
マイケルの完璧を求める姿が伝わってきます。
明確なイメージ、アイディア、こだわりを形にしようと。

でも、あれだけのスターであっても
指示をする時でさえ、ちっとも偉そうじゃない。

あるスタッフがマイケルを、フレンドリーで謙虚だと評しますが、
本当にその言葉通り・・・スタッフ、ダンサー、誰に対しても
とてもソフトな口調で、優しさを持って接している様子が分かります。
同時に、みんなが彼を愛している事も。。
なんだかすごく、温かいんです。

こんなシーンがあります。
音が強すぎて、自分の声がイヤホンから聞こえないとスタッフに説明する時。

「怒ってるんじゃないよ。愛なんだ。L.O.V.E.」

また、こんな風に説明するシーンもあります。

「もっと伸ばして・・・余韻が欲しいんだ。月光に浸る感じ・・・」

ステージの上で踊り、歌う彼は
本当に輝いていて、生き生きとしていて・・・

魅入られると同時に
もう彼はこの世にいないのだという現実に、悲しくなるのです。

「MAN IN THE MIRROR」
始終じーんとしていたのですが
この曲でまた、ぽろぽろと涙が。

それから、「They Don't Care About Us」
映像も、サウンドも、ダンスも、めちゃめちゃ格好良かった・・・!


「THIS IS IT」とは
「これが、そうだ」のような意味になりますが

マイケルが込めた「THIS IS IT」の意味が
このリハーサル映像の中で、明かされます。
マイケルの、愛に満ちた優しいメッセージ・・・強い想い。

上映が終わり、どこからか拍手が・・・。
拍手が起こるなんて、経験上初めてでした。

観に行って良かったです、本当に。

どうしようか迷っている方がいらしたら
是非観に行かれてみて下さい。

劇場で観るべし!です p(^-^)q