山東省は小麦生産が盛んで餃子が美味しいところとしても有名です。

日本で餃子と言えば焼き餃子ですが、中国では水餃子が主流。

鲅鱼煎餃　　28元　

サワラの水餃子を羽つき餃子にしたものです。

このお店では基本形が水餃子で、追加料金で上の写真のような羽つきスタイルに

することもできます。　サワラの餃子って初めて食べましたが、餃子の具としても

意外とイケます。

（左）肉三鮮水餃　　13元　　基本形の水餃子　肉、野菜、キノコ

　　　朝だからやる気が無いのか、ちょっと冷めてました。

　　　尚、タレは自分のお好みで醤油、黒酢、辣油を混ぜて作りましょう。

（右）家常涼菜　　　12元

　　　細切高野豆腐、ピーナツ、もやし、キュウリ、白菜、葱等が入った酸味のある

　　　冷菜。お皿に山盛りですが不思議とパクパクいけちゃいます。　　



（左）腊肉炒春筍　20元　中華ハムと筍の炒め物　薄味

（右）青島緑茶


前日に営業時間を尋ねたら朝9時からだということで、朝10時に出かけてみたのですが

まだ前日の夕食後の掃除が行われていませんでした。こんな状態でも営業するところが

さすが中国本土の地方都市ですね。客は我々2名のみ貸し切り状態。

若い女の店員さんは住み込みなのか、朝シャンをしながらフロアに登場。。。

「ねえねえ、あの店員さんシャンプーしながら出てきたけど。」

「まあ、何があっても不思議は無いよ。」

そして、やたらハイテンションで歌いながら客が食べている横でガソゴソと掃除を始めるも、

全然はかどっていない様子。そのうち疲れて客席に腰掛けて眠り始めました。

ガラス越しに餃子を作っているところを見ることができます。

（左）テーブルには昨日のお客さんの「ご意見カード」が挟まったまま。

　　　内容は、味良し、店員不満、原因はサービスが遅い（笑）

散々書きましたが、ちょっと訪問時間が悪かったかな。

大清花餃子

中国山東省青島市香港中路
営業（冬季）　09：00～21：00

今回の青島（チンタオ）滞在は1泊2日。2人で15000円（レートの悪い空港のトラべレックスで

1075元)を両替しました。これだけの予算でレストラン、マッサージ、交通費すべてを捻出します。

五指生　足部保健

「良子」の並びにある「五指生」に入りました。

北京に本店のあるチェーンで、中国医学に基づく指圧を行っています。

店内は少々薄暗いですが、まあまあ清潔。右は有料の「菊花茶」　20元 目に効きます。

店員さんは2名とも男性スタッフ。

奥さんは足裏マッサージ（75分　120元）でしたが、勝手にオプションのカップ吸引を

つけられました（35元）　おかげでカップの吸引跡がついて取れなくなってしまいました。

私は腰痛に効きそうな背骨周辺に特化したマッサージ（60分,198元)　ゴリゴリだった背中が

柔らかくなりました。

並びの「良子」は山東省にチェーン展開するマッサージ店。本店は山東省済南市だそうです。

マッサージが終わったら22時近く。冬の青島は気温が氷点下10℃近くまで下がるため、

夜が早いです。レストランも21時には閉店し、人通りがほとんどありません。

ささっとホテルに戻りましょう。

せっかく山東省へやってきたので、山東料理（魯菜）を中心に中国共産党の幹部も使う

青島飯店にて楽しみました。

前菜に引き続き、今回はメインと甜品の記事を更新します。

　什錦豆腐箱　（shi2 jin3 dou4 fu3 xiang1）

油っこくて味が濃い山東料理の見本のような料理。甘い中国醤油で煮た豆腐のようで

私たちには好評の一品。名前の通り、宝箱のようになっていて、蓋を開くと肉やキノコの具が

詰められています。

（左）什錦豆腐箱を開いたところ。

（右）青島（チンタオ）に来たらやっぱり青島ビール　　

　　　ドイツの遺産だけあってとっても飲みやすいです。青島市内では醸造所で樽や袋売りも

　　　しています。



　油溌仔鶏（you2 po1 zi3 ji1）
いよいよメインです。丸ごとの姿で出てくるので鶏嫌いの人は見ない方がいいかも。

カリッと揚がった表面に香草がのっています。

この鶏、放し飼いなのか？ものすごく弾力がありました。（妻は弾力を通り越して硬いと

言ってました。）

　糖醋黄魚　（tang2 cu4 huang2 yu2）

イシモチをサクサクっと揚げたものに、甘酢ソースをかけたもの。

日本でもおなじみの中華の味。 しかし、巨大でびっくり。2人で食べきれるかな。

打鹵面　　　中国北方の麺食。北京で食べた時は味が濃かったのですが、ここでは

　　　　　　　あっさりしすぎてほとんど無味。主食用か？

(撥絲山葯) 山芋の餡かけ。　大学芋の山芋バージョンです。
華北系（魯菜）の甜品って、こういうのが多いんですよね。広東式の甜品をイメージすると

期待外れになりますが、これはこれでたまにはいいと思います。
リンゴを使った拔丝苹果もメニューにありましたが、品切れでした。


（左）本来、この日はクリスマスのコース料理のみの受付だったようです。

　　　17時30分頃、隣のテーブルのコースを準備中でした。

　　　しかし、客が来る前からスープまでセットしちゃって、さすがに冷めちゃうでしょ。

（右）このお店の各専門家たち。料理人や服務長

大満足の山東料理忘年会でした。

（さすがに2人で8品は頼みすぎでしたが、お会計は380元　安い！！）

青島飯店中華庁

中国山東省青島市香港中路　青島飯店２F

営業時間：11時30分～14時、18時～21時

ジャンル：山東料理（魯菜）

これまでの青島（チンタオ）滞在では海天大酒店やクラウンプラザ青島などのホテルを利用して

いましたが、今回、2011年8月オープンのホリデイ・イン青島中心に泊まってみました。

場所は新市街のカルフール横で空港からは浮山所バス停下車徒歩3分とクラウンプラザ

を上回る便利な立地。しかも部屋まで広いのに半額の料金。

ホテルの部屋から見た青島の新市街

2日目の夜明けです。朝は9時頃まで-6℃　街を歩くと顔が痛いです。

右下の広大な屋根がカルフール。

クラウンプラザ青島の半額の値段でこの広さと新しさ、そして抜群の立地。



ただ、やはりここは中国。トラブルはつきものです。

ホテルのプライオリティクラブ会員なので、ウエルカムドリンク券をもらったのですが

2人で宿泊しているのに1人分しかクーポンがもらえず、当然ウエルカムドリンクも1人分しか

もらえませんでした。せめてカップを2客だしてくれたらいいのにね。

無料だから文句は言えませんが、出された緑茶が全然美味しくありません。


（左）景勝地ラオシャンは名水の産地としても有名。ここの水で淹れたラオシャン緑茶は

　　　旨いです。

（右）もちろんNHK衛星も受信できます。何故か日本語字幕付き。

小腹が空いたらホテルの前には甘粛省蘭州名物のラーメン屋があります。

刀削麺もいただけますよ。看板に書かれた「清真」はハラールの意味。

香港中路まで徒歩1分で出られます。北京語で香港はXianggangと言います。

日系のジャスコも徒歩圏内。スターバックスもあります。

ホリデイ・イン青島シティセンター　青島中心假日酒店　（2011年8月開業）

中国山東省青島市徐州路1号

国営青島飯店には16時に到着。今晩の予約をしようと思ったのですが、まだスタッフは夕礼の

最中。夕礼が終わるのを待ってスタッフに話しかけたところ、どうやらディナーはクリスマス用の

コースメニューのみのようで、予約でいっぱいのようです。

しかし、今回は青島飯店のスタッフの好意で開店前の16時から18時まで我々夫婦2人だけの

ディナーを承諾してくれました。しかも、コースメニューではなく、単品もOKとのこと。

特別に受けてもらえたので食事中に周囲が準備や掃除中なのは気になりません。

それでは山東料理（魯菜）で夫婦だけの忘年会を始めましょう。

　（葱焼蹄筋　cong1 shao1 ti2 jin1）

お店のお勧め（特色名菜）。スジとチンゲン菜、キクラゲ、葱を炒めたもの。

ソースがとっても美味しい。

　（葱焼海参　cong1 shao1 hai3 can1）

中華料理のなまこって初めて食べたのですが、ブヨブヨしていて味も無く、これが何故

中国では珍重されるのかはまったくもって不明です。

ただし、ソースはこってりして美味しいですよ。

（左）崂山緑茶（青島緑茶）　　

青島郊外の崂山名物の緑茶。意外に思う方もいるかもしれませんが、中国では緑茶が多く

飲まれています。青島飯店で注文したものは特に上質で、何度もお湯を足してもらい楽しみ

ました。さっきホリディインで飲んだ緑茶は一体何だったんでしょうね。

（右）葱油餅

本場、中国華北で食べる葱油餅は絶品。青島で見かけるのは渦巻き型のパイ生地で

南インドのポロタに似ています。

（左）メニューにない旬な食材はサンプルとなって材料だけが皿の上に並べられています。

　　　これを指さして注文するのですが、どんな仕上がりになるのかは想像もつきません。

　　　私が苦手な注文方式のひとつ。

（右）海鮮は生簀に入っており、ほとんど時価で調理法を客が指定します。

　　　見習いと思しき若い料理人が生簀から小エビをすくいあげ、隣の巨大な魚の水槽に

　　　放り込んで餌にしていました。それが偉い料理人に見つかり彼は怒られてました。

16時から18時まで、我々2人で貸し切りのようなもの。お店の好意に感謝。

（続く）