ブログの方では今まで綴れなかったのですが、、、ご存じの通りの件がありまして、バイロイトを降板したエフゲニー・ニキーチン。
もちろんファンの私にとっては大変にショックな出来事でした、、、
あれほど事前にブログ上で彼について騒いでいたのですから、何か書かなくてはと思ってはいたのですが、、、
一時は、私から、何かを信じるとか、何かを夢見るとか、そういう力そのものが失われたような気持ちになっていました。
あれほど、この事をひたすら夢見て、努力してきた人にあんなことが起こるなんて、、、こんな事が起こりうるだなんて、、、「世界」への信頼が揺らぐというか、、、大げさに聞こえるとは思いますが、、、そんな気持ちにもなっていて、、、
今回の経緯には多少疑問点や、思うところもいろいろあるのですが、、、でもとにかく、事の原因はニキーチンの「この件」に関する認識の甘さ、判断の誤りにあったと、私も思います。
ニキーチンからの弁明もありましたが、、、とにかく、この件で彼が背負う事になったイメージというのは、これからも拭い去ることのできないものでしょう。
決して許したり、理解してはもらえない方々も残ると思います。時には罵声を浴びることも、、、あるかもしれない、、、
でも、、、彼は、また、これからも、歌い続けてくれるようです、、、
あの件以来、初の舞台は、9月28日。テアトロ・レアルでの新演出「ボリス・ゴドゥノフ」でランゴーニを歌うことになっています。
いろいろありましたが、私にとっては、やはり、大切な、「本当」の声、を持っている唯一の人、、、
この人の声だけは、耳で聞いている感じがしない、耳からすっと胸の奥にまで入ってきてそこで震える、、、
、、、そんな大切な歌い手です。
今はただ、私としては、ニキーチンがまた舞台に立って歌えることを喜びたいと思います。
ロシアでの情報等ありましたら、また、載せていきたいとは思っているのですが、今はまだ以前のような雰囲気でここでニキーチンについて書けそうになく、、、
しばらくの間、こちらの記事の更新をお休みさせていただきます。
何だか、まだうまくまとめられないというか、何と書けばいいのか、まだ自分でも難しいところがあるのですが、、、
一応のご挨拶とさせていただきたいと思います。
今晩の舞台の成功を祈りつつ、、、