感情*備忘録1 | 【心声(ココヘ)プロジェクト】

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今日の「正義」が明日の「悪事」。明日の「悪意」が未来の「正論」。
今を生きる人が為すべきこと。「今」を「未来」に繋ぐこと。

塩竃での仕事が終わって

仙南に戻ってきましたドルト(無職)です。



文字の仕事に戻りたいと思いつつ、

なんかやってます。



塩竃の仕事は、

ショージキな話。

個人的に、本当に、

救われました。

秋鮭漁が終わってこっちにいたら、

たぶん、

私はもうダメだったと思う。



そんなときに塩竃まで通って

冬なのに汗ダクになったりして

身体動かして仕事できていたのは

本当に、気持ちが落ち着きました。



検査にやってくる生産者グループのマダムやおばちゃんたちに

「アメたべる?」なんてもらったりして。

「これ、食べて♪」って海苔もらったりして。

名前も知らない方ばかりなのだけれど

とてもよくしてもらいました。

本当に、良くしてもらったなあって。

今でも思います。

きっと一生、忘れません。



「海苔を伸ばす」

という仕事をしているおばちゃんたちは

70歳の方とかもいらっしゃってね。

「40年もこの時期にこの仕事してきたのよー」

なんて。海苔伸ばしの仕事も教えてもらった。



おばちゃんたちは白い割烹着を着てて

私は常時・紺色のヤッケ装備だから

トイレで会ったりするとおばちゃんに

「きゃあ!」

……って言われたり。

「男の人かと思った!」てさ。

ひどいぜ。



最後の出勤日には、

お世話になったおばちゃんたちには

浜吉田のお菓子屋さんのサブレを置いてきた。

株上げ?笑

いやいや、おばちゃんたちと仕事をしてる日なんかは

休憩時間のお茶タイムに混ぜてもらうんだけど



その時にみんな、

お菓子持ち寄って来てたんだろうけどね、

私は突然、伸ばしの仕事部屋に混じるもんだから

おばちゃんたち、おやつを分けてくれたり

お茶、煎れてくれたりね。

今までそういうお返ししてなかったから。

恩を受けっぱなしなのは気にくわないのです。笑

なので「恩返し逃走」。

お菓子の置き逃げ。

これはよくやる方法です。笑

「お返し合戦」にならないための平和的逃走です。



おばちゃんたちは「また来年来るんでしょ?」

って聞いてくれました。

だけどそれはわからないなあ。

私、か弱いから役立たずだしね。

もっとチカラのある男の子を使った方が良い!

と、普通に思うのです。私が雇う人だったらそう思うね。

今回初めて、女バイトを使ったという話で、

たまに違う浜から会議なんかでいらっしゃってたお偉いさんが

「あれー? 女の子のバイト?」

とかかなり不思議そうにしておりました。

(女の子って言う年じゃないんだけど!)



でもね、すごく良い経験になりました。

塩竃のおばちゃんたちとは「仕事」以外で会うことはないとしても

また同じ時期におばちゃんたちが塩竃にいるのなら

遊びに行きたいなーとか思ってます。



「イイヒトができたら今度、紹介しなさいよ!」

と言ってくれるアイちゃん。

1級免許もとれたー!って報告したら

すごく喜んでくれたんですよ。

なんか、お母さんみたいな。笑

フキの煮付けや海苔の佃煮もらって。美味しかった。

アイちゃんには「紹介するモン(者=ヒト)なんねっすあ!」

って言ったけどさ。

万が一、奇跡的に紹介するヒトができたら

連行しますよその時は。笑



塩竃にいるときはいろんな人がなんだか心配してくれて。

(駐車場に車中泊してたときとか)



何でみんなそんなにママみたいになってんのさ!って。

なんだかね。

塩竃にたくさんのお母さんができたんだ。

みんな、代ヶ崎とか七ヶ浜から集まって来ているみたい。

だけど、私にとっては塩竃のママたち。

おばちゃんたち、本当に有り難う。



同じバイトの人たちも職員さんも

年齢はバラバラだけど

仲良くしてくれて楽しくやれました。

途中、私のことを

(この私のことを!)



「西太后!」



と呼ぶ不届きな方もおりました。

が、最近やってきた大学生の子は



「悪・即・斬ですね!」



と言ってくれました。

(どちらも響きが良くない気がする)





4月のはじめ。

とある浜の方が

「男の仕事に女の子(←!)がいるのか! いじらしい!」

「どうだ、うちの浜で働かないか?お嬢ちゃん(←!)」

「金勘定は嫌いか?じゃあ大変だろうけど事務じゃない仕事もある。どうだ?」

って言ってくれて。

(お嬢ちゃんって言ってくれて←強調)



自分の中でさ。

その頃はさ。ホント。

いろいろ限界値だった。

あんまり思い出したくもない。

情けなさとか、虚しさでいっぱいだった頃。

あまりにも突拍子もなく、

「この方は誰だろう?」とか思っていた不届きな私。

そして予想外の言葉が飛んできて。

そんなね、直球な言葉を掛けていただいた瞬間に

ノリバコ段ボールの通路で号泣した。

何の取り柄も知識もないのにさ。

ビックリした。焦ったし。

私にはそんな価値なんかない、って。

断ることもままならず、

「なんとも言えません」としか言えず。

そんで号泣してしまった。



きっと私よりも声を掛けてくれたSさんや

一緒にノリバコ移動していたA兄弟の方が驚いたかと思います。

兄「ん?ん?ん?どうして泣いているの?」

弟「うはは何で泣いてんの(笑」


と思っていたんだろう!!!

……と思っています。

翌日にも違う職員さんに

「あの子、どうなんだ?って電話来たんだよ。朝6時前に」

って。お電話伺いしてたようで。



……さすが漁業者。

返答は「鮮度を保つ即断即決」を求めるわけです。



本当にありがたいお誘いでした。

すごく、救われたのです。

(意味不明に)泣きじゃくるドルトサーティ。(サーティーンと言いたいけど)

でもそれを、「うん、うん」と聞いてくれたSさん。

それがね、すごく嬉しかったのです。

とりあえず、今度ぶらっと

Sさんの浜の方を走ってみたいと思います。





昨日も違う浜の方からお誘いいただきまして。

まーまー驚くことに

「一緒に乗ってって、船の舵もってもらったりできれば」

て!!!!!!!!!!

ペーパー免許(とりたて)ですけども!



その後の計画とか、色々教えてくれて。

ゆくゆくは○○の方も全部任せて、、、と言う話も。

ホントですか……という話ばかり。



そちらの話は(個人的に)楽しそうな話で。

経営理念とか。計画とか。



誰にも(その内容は経営上の話なので)言いませんけども、

「磯浜でボランティアしていた」と言う私に

そこまで内面の話をしてくれるなんて。

……って言う驚きもあった。



お断りする予定で(時間もあったし)浜に乗り込んだら

このような面接に発展しておりました。

(↑誠意ある押しに弱い



おまけにお土産に海苔まで戴きまして。

早く返答しなきゃなあ、と思うんですけどね。



まだ磯浜の方が私の中で終わってないから。

まだ、違う浜にホイホイと行くわけにもいかないって言うのが

私の中の「綺麗事」の部分。





で、「生活のため」って言葉。

便利な言葉だなーと思う。

生活のための金っていくら必要なのかな?

(※勘違いして欲しくないのですが、私が言う「生活のため」というこの言葉に関して、被災者の方や頑張っている方々を批判、愚弄するつもりで使っているモノではありません。おそらく、コレを読んでいる人が想像しているモノとはまるで違う、逆の事態に向けて使っている言葉です。すべての理由をココに書けば「うっわマジで」って言ってくれると思います。10人中8~9人はそういう風に認識してくれるっていう自信もあります。本気でそう思っています。

じゃなきゃあ、勘違いを受けるようなこんな言葉は使いません。でも敢えて、この言葉を使っています。お気に障られましたらすみません。)



いやー。

嫌い。だいっきらい。

金なんかこの世から無くなればいいのに。

金勘定で人間の繋がりを捨てるヤツっているよね。

まさに「金の切れ目が縁の切れ目」。

それはそのままご自分に返ってくるよ。

金が切れたら、周囲の人に捨てられるってこと。

肝に銘じておきなさいな。

ていうか、じきにそうなると思うんだけど。

自然と、しぜーんと。それが自然の摂理です。

私もね、そろそろね、



いろんなモノが見えて参りました。

そこら辺の繋がりやそこら辺の流れ。

何となくだけど、わかってきましたよ。



今まで推理小説とか書いたこと無かったけど

今のコレをそのまんま書いたら

火曜サスペンス劇場になると思う。

(私、断崖絶壁で突き落とされる)

(私、不審死でダイイングメッセージを残す)



んでもまあ、無事に完結したら、

その時はノンフィクションでどこかに投函したいところですね。ハッハー



ええ、ええ。



でもひとつだけ言っておきたいのは
「言ったことに責任を持て」てこと。

自分の言葉に、というか。

自分に。

自分に対する補償というか。

自分自身に対する、自分自身の保証。

要するに「覚悟」。

世の中には考えたくないモノがたくさんある。

めんどくさいのも。たっくさん。

私も、病んで色々調べててかなりめんどくさかった。

でも「守る」ためには知識の「楯」が必要なの。

だから調べた。まだまだ足りないけども。



あ、そうそう。

私も本当に身が危ういな~とか思ってるので

各所、至る所に保険として保険になるブツを作っております★ルンルン

消したければご自由にどうぞ☆



準備イイだろ。ハッハー

犬死には勘弁さ。

最後まで噛みついてやるから覚悟しな。



流れ星銀のパパ・リキが

アカカブトの喉元にギュルギュルやるみたいにね。



私は「やる」って言ったらやる。

そこは変わらない。


あとは自分の行動に対する「責任」という品質。

「覚悟」と言う棚。

「行動」という商品。

ただそれだけでございます。



ん~まあ、こういう思考だから

「西太后」とか「悪即斬」とかいわれんだよね。







失礼しちゃうわ。



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「感情*備忘録2」へ続く→