今日も世界は美しい -7ページ目

3スッポンポーン

初めて、「役作り」とやらを体験しています。

インナーは、最終追い込みに設定して、後回し。
今回の作品は「メタフィクション」なので、あまり早くインナーに着手すると、私生活がブッ壊れるかもしれないのですよ。
「どこが境界線か」なんて、私生活で意識し始めたら、だーめ。12年前、そんなことやってたなー。




あ、この機会に「12年前に起きていたこと」を書いてみようかな。
目的を達成するため、私生活にメタフィクションならぬメタノンフィクションを取り入れて、人生を粉々に壊した男のコメディ。
ちなみに、瓦解する夢の中で狂っていくその男を見捨てずに、むしろ楽しんで(軽薄な意味ではなく)くれ、見守ってくれたのが、内藤監督でした。
今思えば、あの時点で「ストーリーテラー」は始まっていたのかもしれませんね。

ってことで、まずはフォルムから。

ベスト体重である65㎏から58kgに落として、早13ヶ月が経過いたしました。
相手女優さんが急遽変更されたため、クランクインが、予定日=5月から6ヶ月ほど遅延。
その結果、「−7kgキープ×13ヶ月」という、もはやフルマラソン。
あれ....これって、もはや一時的なダイエットじゃなくない?
なぜ、ここまで身体を絞っているかと申しますと、

・妻役との年齢差が13歳

・若く見せないと整合性を保てないよね
・お腹ポーンはまずいよね
・え、メタフィクションって、メタボリックフィクションの略?
・今回、脱ぎます
・スッポンポーン
・なぜか、脱衣シーンが3シーンに増えた
・3スッポンポーン

ってわけなのですよ。
そうそう2016年の地獄 が再来した感じですね。

鶏むね・ちくわ・ゆで卵・コンニャク・野菜だけの食生活。
起床直後、眩暈から始まる生活。
もちろん、17時間の夜勤は楽しく継続中なのですよ。
いやーなんて言うかな....




今 回 、 ま じ で き つ い 。




鋭意編集中の「ストートフシュ」のロケ地は、出演・制作のリュウタさんのお付き合いがある中華料理店でした。
優しい店主さんが、昼食に唐揚げ・チャーハンを振る舞ってくださったのです。

「二度目に来た客は、唐揚げ定食を頼まない。不味いからな」

映画本編の台詞なのですが、実際には不味いわけないですよね。
齢80にもなる中華料理店の店主さんが作る、唐揚げなのですから。
でもね、それを僕は食べられないわけですよ。
んで、持ち込んだ弁当を食べるわけです。もそもそ。そぼそぼ。




今日、計測したところ、57kgになっていたのですが、目の錯覚でしょう。
たましか行けない飲み屋の女将に、
「みく!あんた、病気じゃないだろうね!大丈夫か!」
と叱られました。温かいなー。
うん、大丈夫。
本番が終わったら、芋煮と米沢の山菜料理をたらふく食べに行きますとも。
いつも通り、ジュンヤと一緒にさ。バカ話をして、大声で笑うんだ。

とはいえ、11月03日の本番まで、体力は戻さねばですね。
このままでは、芝居なんてできそうにない。
でもね、11月04日の夜
クランクアップの瞬間、僕は計画を遂行いたします。
計画という名の、希望の光。解放の鐘。

入りの日。
ロケ地である湯河原の一軒家にフライドチキンを持ち込む。

秘密裏に冷凍しておく。
最終シーンの撮影前。
フライドチキンを電子レンジに入れる。
本番中にチーンって鳴ってNGを出す。
ヒンシュクを買う。

アップした瞬間、貪り食う。

右手に、フライドチキン。左手に、フライドチキン。
目の前に、山盛り白米。その上には、唐揚げ。ステーキ。エビフライ。
デザートには、家系ラーメン。麺硬め。味普通。脂多め。
もちろん「甘いものは別腹」ってことで、食パン一斤。
バター?あ、要らないです。かじるから。バターかじるから。

 



食 べ 尽 く す 自 信 、 あ り ま す 。

 



不思議なもので、食事制限期間って、やたらとパンを食べたくなるのですよね。なんだろ、あれ。

さて。てなわけで。
「ストーリーテラー」の季節がやってまいりました。

今回は、2日間の泊まり込みロケとなります。
(女優さんはホテルをご用意して宿泊)
ヒゲが伸びるわけですよ、2日目には。
2日連続で剃ると血だらけになる肌なので、対策が必要です。

詳しい者に相談したところ、「メイクで青ヒゲをなんとかしよう」との結論。
@cosme TOKYOに連れて行かれました。
朝イチで。日曜日に。夜勤明けで。原宿に。あらゆる意味で、眩暈。

では、ご覧ください。
「『ドッグランに行くよー☆』と連れて来られた先が、猫カフェだったときの大型犬」
と笑われた1枚が、こちらです。