ロシアンバースディって、どうなのよ?
2/28 は、ウチのバンドのベーシスト、ポール君のお誕生日。
翌日の 3/1 のバンドリハーサルの後に、
バースデーディナーを決め込んだのですが・・・
さて、そのリハにて、まずは、プレゼント贈呈!
じゃん! OPA! (←ロシア語で、じゃんっ!)
思わず、チャリティーで、募金したくなるような、日テレもビックリの、目の覚めるような、眩しい Tシャツを君に送ろう!
胸のロゴ・・・
CCCP ~Mockba~
これ、日本人には、ピンとこないけど、ロシア人が見れば、「Wow!」となる。
このロゴは、ロシア語アルファベットで、
英語のアルファベットに返還すると・・・
USSR ~Moscow~
これで、社会科に強い人は、お分かりかもしれませんが・・・
こりんごちゃん・・・(汗)
英語、だけでなく、世界史とかも × でして・・・
The Union of Soviet Socialist Republics
いわゆる、ソビエトユニオン(旧ソ連) の正式名称の頭文字なんです。
*現在は、Russian Federation (ロシア連邦)
1991年に成立されました!
このTシャツ、生粋のロシアンguy だからこそ、着こなせる技で・・・
ポール君、頭かきながらも、3時間のリハーサル中、ずっと着ててくれました。
リハを終えて・・・
さあ、ディナーに参りましょう!
マンハッタンで、本場のロシア人も 足を運ぶというレストラン。
っつうか、こりんごちゃん以外・・・
奴ら まじ オーセンティック ロシアンなんだけどさ・・・
奴ら、さすが本場ロシアンっ子 だけあって、
メニュー見て、やっぱりアメリカ向けにアレンジされてるって こぼしてた。
(日本食も、こっちじゃ、かなりアレンジされてるモンね。)
まずは、バースディの祝杯!
そりゃ、本場のロシアンguy ですから!
ヴォッカのショットよね! (見事な飲みっぷり!)
Appetizer (前菜)
*Chichen Holodez (チキンフレークを、ゼリーで固めてあった。)
*Blini (ただのクレープ生地みたいですが、With サワークリームね。)
メインデッシュは・・・
実は、先日、下見で 一度、レノン君と来てて・・・
既に、トラディショナルフードである、
*ボルシチ、
*Golubtsy(ロールキャベツ)、
*ビーフストロガノフ
経験済みなんだよね。 (ココ 参照)
と言うことで、特にロシア名物でもないんだろうケド、なんとなく・・・
「こりんごちゃん、何にする?」
「Duck の気分!」
「Duck は、ジョージもオーダーするから、他のにしたら?
これなんかどう?」
Grandmother's Chicken patty (おばあちゃんのチキンパティ)
「What's that?」 (何これ?)
「よくわかんないけど、チキンのカツレツだよ。」
ダックも捨てがたいが、ジョージ君がオーダーするし・・・
冒険心がうずいて、 おばあちゃんのチキンにチャレンジ!
ジョージ君のダックが運ばれてきて・・・
スゲ~、ゴージャス! (ちょっと、ココロが揺らぐぜ!)
いや、ばあちゃんチキンカツレツを信じてる!
さあ、来い!
さあ、来た!
「・・・・・!!!!」
ちょ、ちょっと、素朴すぎませんか?
いや、貧相って言う方が適してる?
全く持って、カツレツらしい勢いが見られないんですけれど・・・(汗)
ばあちゃんを、信じたい! その一心で・・・
パックっ!
ガビ~~~ンッ!
チ、チキンハンバーグ だ・・よぉ・・・、これ・・・(涙)
淡白な鶏挽肉が、肉々しくなくて、ニクらしい・・・! (んっ、ダジャレ?)
「ちょっとぉ!レノン君!これ、チキンカツじゃ ないじゃんよっ!」
「ロシアでは、こういうの、カツレツって言うんだよ。」
ガ~ン! 知らんがな、そんなこと・・・(涙)
そ、そんなぁ~、でも、アタシャ日本人だし、ここ、アメリカだし・・・
カツレツって言ったら、しっかり揚げてもらわないと・・・
「こりんごちゃん、これもトライしてみて!」
アパタイザーに添えられていた、ツナマヨみたいなモノ・・・
「Be careful!」 (気をつけて!) って忠告は、Too late で・・・
ぐぅ~~~~~! ツゥ~~ン! (涙)
まるでワサビのような味の、みかけツナマヨ! (←ツナマヨではない。)
Hren って言う、ペーストで・・・
ロシア人は、これを つまみ に、ヴォッカをやるらしい。
Hren で ツゥ~~ン! ヴォッカで カァ~~ッ! がいいらしい。
(風邪引いた時なんかにも、効くらしい・・・。)
メインのポール君より、エキサイトしてしまった こりんごちゃんですが・・・
ばあちゃんチキンハンバーグには泣いたけど・・・
若者に張り合って、ガッツキました 32歳!
つつがなく(?)ディナーも終了し・・・
さて、会計、ご清算。
ポール君が、支払いに参加しようとしてるから、
「アンタ、バースディ Boy なんだから、払う必要なしよ!」
「No,no,no」 (いやいや!)
ポール君、申しわけなさそうに、「じゃ、割り勘で・・・」
「レノン、あんたポール君にも払わせる気じゃ ないでしょうね!?」
「でも、ポールが払いたいって・・・」
「馬鹿こくでねぇ!
どこの世界に、主役にも割り勘させるヤツがいるんだ!」
「実はさ、誕生日の主役は、祝ってくれたみんなに、
ディナーを treat (おごる) のが、ロシアの風習なんだ。」
えっ! Really? (マジ?) そこの世界じゃ、そうなの?
だから、ポール君、割り勘で、気が引けていたらしい・・・
そ、そんな~! でも、ここは、the United States of America よ!
結局、4人で割り勘。
でも、酒飲まない、飲めない姉さんは、言わせてもらうよ!
「あたしゃ、ポール君のディナーは払っても、レノンのワイン、
ジョージのビールは、払わんから、キッチリ清算しろや!」
Russian Beer (↑)
と言うことで、各自が食事した分と、こりんごちゃんが、ポール君のヴォッカ、レノン、ジョージは、ポール君のディナーを少しずつ、カバーした形で、ご清算。
これって、異文化よね。
そんなの知らないで、ロシアに住むことになって、調子こいて、自分の誕生日に たくさんの友達と、バースディーディナーなんか行っちゃったら・・・
とんでもない額の請求書が、自分に届くわけで・・・
チキンカツレツだって、食えない上・・・
ヴォッカだって飲み干せないのに・・・
こんな、意表続きのバースディーディナーは、はじめてさ!
だんだん、ロシア人っぽくなってきた?
女神度は?
異文化コミニュケーションも、インターナショナルな女になるための女神度アップには必須です。 星、☆☆(ふたつ)