7月1日まで、東京都現代美術館で「マルレーネ・デュマス-ブロークン・ホワイト」と銘打たれた個展が開催されています。




これはほんとうに行きたかったーーーーー。
が、もう時間が取れそうにありません。

彼女の作品は「ドローイング」という技法を用いたものが多く、そこには独特の陰影があります。
ドローイングはデッサンを指す言葉でもありますが、技法を指すこともあります。
紙の上に絵の具を垂らし、紙自体を動かしながらそこに色や形を作り出す手法は、刷毛の跡を付けずに広い範囲で美しい濃淡を生み出すことができる手法で油絵やガッシュのような描きこんだ立体感とはまた異なる奥行きを感じさせます。
もちろんそれだけで仕上げるわけではなく、その上から絵筆を使って描いていきます。
最近このドローイング・アートの作品に惹かれています。

それしても。
美術館ってどうして夕方で閉めちゃうの??
23時とかまでやったら、絶対興行収入(って言わないのかな…)は上がるはずだと思うのに。

グラスワインとか飲みながら、ゆっくり夜の館内を見て回る、「お一人様」の女性限定で。
そういう企画ってないものでしょうか。

ま、別に「お一人様」である必要も「女性限定」である必要もないですね。


今回の展覧会ではカタログが書店を通じても販売されています。
出かけられそうもない私にはこれはとても嬉しいことです。



マルレーネ・デュマス, 東京都現代美術館, 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
マルレーネ・デュマス ブロークン・ホワイト