いつか薩摩切子の器がほしいと思っていて、機会があるといつも見ています。
この日は、ミッドタウン内のあるお店で薩摩切子のロックグラスやゴブレットを見ていました。
ほどなく、1人の店員さんが近付いて来ました。

copyright c lulu-nanakusa All Rights Reserved.店:「それは薩摩切子って言うんですよー。」
私:「えぇ。」
店:「こういうのを切子って言って・・・(以下略)」
私:「きれいですよね、薩摩切子は。」

私としては、この辺りで「説明は求めていない」ことをわかって欲しいのです。

店:「同じ切子でも、江戸切子とかありますが、・・・(以下略)」
私:「・・・。」
店:「江戸切子とはまた感じが違うようで・・・( 同 )」
私:「・・・。」
店:「とてもきれいですよね~。」
私:「・・・。」
店:「とてもおすすめなんですよ~。」


copyright c lulu-nanakusa All Rights Reserved.こういうのって本当に煩わしくて。
私はあなたとは違い、薩摩切子と江戸切子の見分けくらい付いている・・・
なんてそんなこと言ってしまっては身も蓋もないし、善意の相手にそんなこと・・・言うものでないし。
「私、好きでよく見るんです(^^)」なんて会話するほど打ち解ける気分でもない時、お付き合いして「そうなんですか~?」とか、そんなボランティアはもっと煩わしいし。
そう急ぐものでもないので、適当なところで棚に戻してお店を後にしました。

いいグラスだったな・・・。またゆっくり見に行きたいな~。




この日、私は数週間振りにミッドタウンに立ち寄ったのですが、あまりに空(す)いていてびっくりしましたー。
食事の待ち合わせまでの1時間ほど、ガレリア内のお店を見て回るなどして過ごしたのですが、どこに入っても人影もまばらで一時の活気は失われていました。と同時に、ゆっくりとお買い物のできる、以前よりもずっと心地よいスペースになっていました。
平日の夜はいつもこうなんでしょうか?

人って、それこそ潮が引くように消えていくものなのだ・・・とあらためてそう思いました。

写真は、鍵を入れるのに丁度いいかな?とIDEEで選んだ木製の器。「BUNACO」のものです。
色、形、それに木目の感じが気に入って。
越してから2ヶ月、やっと気に入ったキートレイが見つかりました。
ガラス器もいいけど、木の器っていいなぁ~。