Maria　Mochizuki

ヴェネチアからは念願のアクイレイア、フェラーラ、パドヴァへ！


アクイレイアは初期ローマ帝国(4世紀頃)にはじめてローマ帝国内でキリスト教が容認された直後につくられたバジリカが残っています。
ヴェネチアから電車で一時間超え、本数少ないバスで15分。いなか町です。


突然みえてくるバジリカ！絵画みたい。


内部床面がモザイクでびっしり！すごい技術！


床の一部。蛸がこうなるなんて、、、当時の人々の感性に脱帽。色のグラデーションも、私のお絵かきよりキレイ！


フェラーラはルネサンス期に力のあった宮廷のひとつです。あのルクレツィアボルジアが嫁いできています。

エステンセ城内部は、調度品や美術品はエステ家が城を追い出される際持っていったためあまり残されていませんが、内壁のフレスコ画が残っています。


堀にかこまれた堂々としたお城！


内部のフレスコ画にある意味びっくり！残っているのはいいけど、ヒビ割れをマスキングテープで止めているという


ランチはお店の方オススメのプロシュート。これはめちゃめちゃ美味しかったです！


パドヴァでは人数制限のあるスクロヴェニ礼拝堂へ！
予約制ですが、当日でもまだ残席ありました
残念ながら内部は撮影不可のため気になる方はHPをみてくださいね。

公園内にあるけして大きくはない礼拝堂。ですが、内部は圧巻
ジョットのフレスコ画が壁面いっぱいに浮かび、外光でとても明るく、色彩も鮮やか！ここまでキレイに保存されたフレスコ画はなかなかみられません。素晴らしい！

この礼拝堂は高利貸しのスクロヴェニさんが自家の為につくりました。
ダンテの「神曲」地獄編で、地獄に落ちればいいとまで言われた高利貸しの家です。地獄に落ちたくなくて礼拝堂をつくったんですね。

   

ヴェローナは電車やバスで行ける範囲が広く、友人のいるクレモナをはじめ、前述したブレーシャや、オペラの「リゴレット」の舞台になったマントヴァ、沢山ある湖畔の町の中でもヴェローナに近いシルミオーネに足を運びました


シルミオーネはあのマリアカラスが最初の旦那さまと暮らしていた地中海のような小さな町バスでもいけますが、私は船で向かいました！お天気良くて気持ちいい！



岬の先頭にはローマ帝国の遺跡が！

湖が海のようで、本当にキレイです。
遺跡の入り口のベンチで湖を見ながらピクニック


マリアカラスが住んでいた家。岬に行く途中にあります。可愛い色


町の中心にはスカラ家の要塞がそのまま残っており、当時の警備の様子が目に浮かびます。写真は要塞の塔の上から。



イタリアは食事も本当に美味しいですね


北イタリアでは有名？な馬肉のパスタ。バルサミコが決め手！



マントヴァのサラミ


疲れた日はスーパーで買い出し。モッツァレラブファラとプロシュートコット。好きなものだけで充分です


そば粉をつかったビゴリ(太麺)。レモンとトマトでさっぱり！

２週間ほど、北イタリアへ行ってきました！訪れたい場所が北に集中しており、ゆっくりのんびりリフレッシュできました

お宿は二ヶ所だけ、ヴェローナとヴェネチアメストレにして電車とバスで北イタリアをまわることにしました。

初日はもちろんヴェローナ観光を。

ヴェローナの赤い街並み。きれい～！



遊歩道のベンチでアイスを食べながらのんびり。



ジュリエットにも会ってきました。噂のおっぱい、、、ピカピカです。

ヴェローナには私の大好きなフレスコ画の美術館がたくさんあり、とても美しかったです


今回特別興味をひかれたのはブレーシャにあるサンタジュリアムーゼオ。
教会や修道院跡地にそのまま作られた美術館で、珍しいロンゴバルド族の美術品が残っています。


画像がブレですみません！天井が一面の星空になっている礼拝堂。静かでいつまでもいられそう。。。


キレイな群青の空。




モザイクはどれも美しいテキスタイル！


青銅やガラス細工も素晴らしいんです
数時間しかいられませんでしたが、次回来られるなら１日かけてゆっくり見たい、再訪したい美術館です

Duo Maris公演翌日にチェンバロ協会のイベント、チェンバロの日！でミニコンサートをさせて頂きました






場所は松本記念音楽迎賓館です♪
パイオニアの創立者松本氏が所有していた館で、素敵な洋館！
お客様も席一杯！チェンバロも一杯！



使用できたチェンバロは故柴田氏のイタリアンチェンバロ。
木目の美しいことこのチェンバロと一緒に歌えるなんて幸せです

残念ながら打ち上げには出られませんでしたが、チェンバロ協会の方々は料理上手とか、、、またの機会がありましたらぜひ参加させてほしいです！

落ち着いた空間で癒された半日でした

Ｄｕｏ　Ｍａｒｉｓの第四回公演　キアーロスクーロが終演しました！
今回は初期イタリアンバロックの試みということで、プログラムの内容も一風変わった曲が多く、チェンバロもなんと、分割鍵盤を使用しました



みたことない方も多いでしょう！こちら、黒鍵が上下に分割されているのです。これがなにかと簡単にいうと…レの＃とミの♭が違う音程で調律することで、どんな和音の時でもほぼ純正な和音を弾くことができるというものなのです！

ピアノで使用される平均律だと全体的に平均してきれいな和音がだせる代わりに純正な和音（一番きれいと言われる音程の幅です）が出せないのですが、この楽器を使うとたいていの和音が純正になります。
弾くのが大変そうでした～(笑)

今回の会場のセッティングはこちら。










席数もぎりぎりで、沢山の方にお越し頂きました。ありがとうございました！