綾辻 行人
水車館の殺人
内容(「BOOK」データベースより)
 古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く。密室から男が消失したことと、1年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?驚異の仕掛けをひそませた野心作。





あ~ぁ 結局犯人わかんなかったぁ・・・

なんだかすんごい悔しい!気分になる
まだまだ勉強不足なのね


今回は最後の謎解き部分が1番おもしろかったかな。
過去と現在と交互に描かれてるんだけど、単調でちょっと退屈感があった。

あの「中村青司」と「島田潔」が再び登場したことに驚いた。
だから館シリーズなのかぁ といまさら納得
(綾辻先生の作品は最近読み始めたばっかりで。ファンの方ごめんなさい)
作者も前作を書いた時点では、中村青司の館ものをシリーズ化しようとは思ってなかったらしいです。
探偵役の島田潔にしても同様。

それにしても中村青司のからくりは面白いですよ。
そのしかけに惑わされながらの推理 って一読者としてワクワクします。

ひとつ、理解出来損なったのが
動機
ちょっと不十分だと思いませんかね?
彼女の気持ちもいまいち分からなかったよぅな・・・(あ!これネタバレ!?)

トリックや謎解きも良いですが、今回は最後の隠された絵「幻影群像」に軍配が上がりそうです。




★★★☆☆