荻原 浩

内容(「BOOK」データベースより)
レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。
衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。




こわぁ~!!まじ、きもさぶ
これ読後の正直な感想。
(本書の言葉を活用してみました 笑)

噂=クチコミの力って確かにすごいですよねビックリマーク
マリーもネットパソコンでクチコミってよく見るんですけど、普通の広告なんかよりも信憑性が高いって思いこみがありますから。
広告は良いことしか書いてないのに対し、クチコミは悪い時は悪い!と堂々と書いてありますからね。あせるでも本書を読んで少しは考え方が変わったのかな?
(実際、恋が叶うドキドキって噂の香水ありますからね・・ってその香水を愛用してるんですけど・・・(^▽^;) いや、ただニオイがすきなんです。昔からずっと使ってたんですよぉ~)

WOM -WORD OF MOUTH- この理論にはとても感心しました。
特に伝達速度と範囲について。
携帯携帯やネットパソコンは使わず、口から口へキス、フェイス・トゥ・フェイスで伝える場合、発信源から放射状に、電車の路線電車や幹線道路車に沿って伝わる。そして伝達速度も案外遅い・・・。
これ↑ほんとかどうか分からないけど、かなり納得させられました。


それにしてもね、女性刑事ってどぅしていつも美人さん何でしょう!?
マリーの読んだものだけ?いたって平凡かそれ以下の女刑事は物語になりにくいんでしょうかね~ やっぱり・・・(-。-;)
しかしながら、今回は主人公小暮(♂、巡査部長)と名島(♀、警視庁警部補)のコンビは見ていて気持ちのいい感じで、息もぴったりでした。

また人間関係といえば、小暮とその娘菜摘。2人の間の家族愛も垣間見え、あたたかい気持ちになりました虹。小暮の妻は事故でなくなり、2人暮らし。菜摘は現在17才、いまどきの高校生。解説でも書かれていたが、ほんとに絶妙な感覚で描かれています。この年頃の娘と父ってほんと難しいですよね汗。それを見事に、わざとらしくならず、微笑ましい家族関係が築き上げられています。家


クチコミつながりで、
この「噂」という本についてのクチコミ(=レビュー)をいくつか読んでみたんですが、
衝撃のラスト一行に瞠目!
って帯の言葉に結構意見が集中してましたね~
確かに衝撃的ですよ。爆弾
でも、そぅあってほしくなかったなぁっていう残念な結末でもありますね・・・。
確かにラストの方を読んでいけば予想できる展開ですが、最後のあの一行があるのとないのとでは、重みが違うと思います。




★★★★☆