伊坂 幸太郎
重力ピエロ
内容(「BOOK」データベースより)
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。
- 初めての伊坂作品 -
予想外にも、愛のたっぷり詰まったお話でした
兄弟愛・家族愛・・・
兄と春と父と母の固い絆を感じました。
個性的なキャラを描くのが得意という伊坂先生
納得です
春という魅力的なキャラに強く惹きつけられました。
春独特の考え方や性格(几帳面な所・ジンクスを信じる心・強い信念etc)が、本当によく描かれてると思いました。
また、何度も過去の出来事~挿話~が盛り込まれているが、
ここからも春や家族の個性が垣間見え、絶妙だったと思う о(ж>▽<)y ☆
しかしながら、ミステリーとしての出来はいまいち・・・
前半は退屈感が残ったし、本をめくるペースも重かった。
面白い作品というのは、最初から最後まで、読者を飽きさせることなく読ますものだと、マリーは思う。とくにミステリーはねぇ
本作で1番すきなシーンはやはり「病室」での父とのやりとりだろう
なかでもラスト、3人での会話は、その光景が浮かぶようで印象的だった
★★★☆☆