りきの闘病生活 | 金魚スクイ

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ぐちぐちと、まるこのはきだめ☆

8月31日、我が家の愛犬りきがお空に旅立ちました。


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おそらく、10歳から12歳の間だっただろうと思います。

引き取った犬なので正確な年齢はわかりません。

りきのことを忘れないために、また何かで検索して読む人がもしいれば参考に・・・

りきのことについて書かせてください。





りきの体の調子がおかしくなったのは、暑くなった7月9日のこと。

喀血しました。

咳をして、人間でいうと痰を吐きたそうな感じで血を何度かはきました。

その日は日曜日だったため、不安な一夜を過ごし次の日病院へ。

夜は何も食べませんでした。

ずーっと、呼吸の仕方が変な感じ・・・・ぜーぜー言ってた。







月曜日の朝1で病院へ。

肺水腫という診断でした。

肺に水がたまり、破れて血がでたのではないかと・・・・

ラシックスとあと2種類薬が出ました。

それらの薬を飲ませ始めると、喀血はしなくなり咳もとまりました。






暑くもないのに、はっはっと舌を出したりは昔からよくしていて

りきは多頭の現場から引き取った子だったので、ストレスのサインかな?

ぐらいに思って、気にも留めてなかったけどもしかしたら病気の前兆だったのかな・・・とこのとき思い後悔しました。

このころから、しこりの数が増え始めます。

しこりといっても、私のもとに来たころから膝のところに一つありました。

それは当時すぐ病院につれていき、脂肪腫と診断されました。



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それとは別に、耳の後ろにBB弾くらいの大きさだったものがいっきに大きくなり胸のところにもいくつかできていました。








ある日、床に血がぽたぽた・・・と落ちているのに気づき

まさかまた喀血!?

ラシックス飲んでるのに、水がたまったのか!?

と、ひやりとし母と大騒ぎしましたが胸のしこりから血が出ていることが判明。






本人も気にしていたので、掻いて血がでたのかなーと思ってました。

2・3日すると胸のしこりの血はとまりましたが、今度は耳のしこりのほうから・・・

これがいつの間にこんなに大きくなってたのか!?と思うほど、こんもりしていて

ブルーベリーのような色をしていました。

膝のしこりは肌色だったのに・・・・

耳のほうは、なかなか血がとまらず量も多く床に血がてんてんと・・・

拭いてもふいても出てきます。





これはやばいと思い、いきつけの病院ではない病院にいきました。







この頃りきはあまり歩けなくなっていました。

いつも呼吸が苦しそうで、排せつだけすましたら帰る・・・というかんじで。

あんなに走ることが大好きだったのに、心臓が弱っているから肺水腫になった。だから走れないし、歩けない。

なので、少しでも近い病院に行って負担を減らそうと思ったのと

行きつけの病院は、先生の知識と経験でものをいう病院だったのでほかの病院の意見も聞いてみたいと思ったのもあります。

ちなみに行きつけの病院では、しこりについてはポリープみたいなものだ、

年を取ったらしょうがないくらいに言われていました。






いつもと違う病院で、「これなんだろうね?」

と言われ、耳のしこり部分をぶしゅーーーと押され血を全部出されました。

あ。そんなしぼんじゃうんだとこのときは思いましたが、またしばらくすると血がたまりいつも通り。

レントゲンをとったり、血液検査もしましたが

極度の貧血ということ以外は特にめぼしいことはわからず、血も止まらず。






もうしこりを外科的になおそうとか、そんなことは私は考えておらず

とにかくこの血をとめてあげたいと思って行ったのにそれすらかないませんでした。

結局2日ほどその病院ででた薬をつけましたが、まったく止まらずいつもの病院へ・・・






人間で使うときにはいぼ痔の人に使うらしい薬がでました。







それで血は大体とまりました。

胸からはもう1か所火山のように盛り上がり、今にも出血しそうなところがあったのでそこにも塗ってました。

しこり周りの毛をそってもらい、なるべく清潔にたもつようにしていたものの

出血がひどかった耳の部分は結構な匂いでした。




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もともと、そんなにご飯はがつがつ食べる子ではありませんでしたが

しこりから出血しはじめたころからほとんど食べなくなりました。

肉!!!!とかなら食べるので、それにカリをまぜてだましだましあげてました。

貧血がひどかったせいか、歯茎が真っ白になり排せつに外に連れて行っても、倒れたりすることもしばしば。






ちっち行こう!というと、行きたければむくっと起きていっていたのに

行きたくても行かなくなり家でもらすようにもなりました。

なので、抱っこして庭へ!

そうすると海ができそうなほどの大量のちっちをしてました。






ネットでいろいろ調べて、血液にできる癌ではないか?

と自分なりに結論を出しました。

血豆のようなものができ、すごい速さで体中にひろがっていくこと・・・

じわーっと出血がしこりからあること。

何から何までりきの症状でした。血管肉腫というものではないかなぁと今でも思っています。




とにかく貧血をなんとかせねば!と思い、レバーをあげたり・・・

ただ大量に摂取させられないので、納豆やゆで卵をあげたりもしました。

が、改善は見られず・・・

ネットで貧血のサプリメントをとりよせました。もう少し早く取り寄せればよかった・・・

1週間も続ける前に、ごはんをまったく受け付けなくなりました。







一応、動物系の仕事をしているため(看護師とかではありませんが)

強制食を作って、食べさせたりなどいろいろ手はつくしました。

水しか自力で口にしなくなってから2日で亡くなりました。





8月31日その日は、仕事が休みだったため2時間おきに強制するぞー

と意気込み、これなら食べてくれるかも!?と嗜好性が高そうなものを買い込んでいました。

午前中少し強制しましたが、とても息が苦しそう。

食べることで呼吸が少しでもしにくいのかな・・・と思い、小分けにしてやることに。

昼にも少しあげ、呼吸が苦しそうだったので枕のようなクッションをひいてやると少し楽そうでした。






それが最後になりました。






今全部で5匹、わたしのかわいい子供たちがいますが亡くしたのはりきが初めてでした。

肺水腫と診断されたときから、もういつなくなってもおかしくないといわれ、

りきがいない生活なんて考えられないくらいに思っていました。

泣きました。

弟に心配されるほど泣きました。

絶対ペットロスになると思っていました。

でも、今は前を向けています。2か月のりきの闘病生活。

交通事故でいきなりいなくなったわけでもなく、2か月という期間わたしに心の準備をさせていてくれたのかもしれません・・・





また、多頭飼いというのも大きかったのかも。

りきしかいなかったらと思うとぞっとします。






本当にほんとうに頭のいい子でした。

聞き分けもよく、芸も高齢なのにうちにきてからたくさん覚えました。

走ることが大好きで庭にはなしてやったときの、あの悪そうな顔!

その顔が見れなくなると思うとさびしいです。

もっと早く発見できていれば、外科の方面から治療ができたのかもしれません。





なくなったときは、悲しくてしょうがなかったけど時間がたつにつれ

やっと楽になれたね、りき

と思えるようになりました。本当に苦しそうだったのです。

最後は、息をするたびにうーうーとうめき声をあげていました。

お空の上で酸素をいーーーっぱい吸って元気に走り回っていてほしいなと思います。








りき

うちに来てくれて本当にありがとう。大好き。

ずっと忘れないよ。虹の橋でまっててね