9月2日に受けた健康診断の結果が郵送で届きました~


正常値

検査結果

2005

単位

検査結果

2004

白血球数 3500-8900 6000 /μL 7300
赤血球数 350-499 391 万/μL 415
血色素 11.9-16.5 12.5 g/dL 12.9
ヘマトクリット 32.9-49.9 37.5 % 39.8
血小板数 14.9-39.9 26.4 万/μL 28.9
コレステロール 130-219 149 mg/dL 150
HDLコレステロール 40 以上 68 mg/dL 58
中性脂肪 40-149 58 mg/dL 72
尿酸 2.0-6.9 4.2 mg/dL 4.1
クレアチニン 0.4-1.3 0.5 mg/dL 0.5
GOT 39 以下 10 U/L 13
GPT 44 以下 10 U/L 15
ALP 104-338 143.0 U/L 148.0
γ-GTP 10-73 10 U/L 7
ZTT 11.9 以下 9.1 KumU 11.3

血液検査,尿検査の結果はすべて,成長範囲内でした.(^^;

表中の正常値は,わたしが受けた検診機関で表示されているものです.

測定機器が違ってくると,正常値も多少違ってきますので.


赤血球数,血色素(ヘモグロビン),ヘマトクリットは貧血や多血症などの診断・鑑別に使われるものです.

赤血球は赤血球そのものの数,血色素は赤血球中に含まれる血色素=ヘモグロビンの量,ヘマトクリットは血液中に含まれる赤血球の容積の割合.

これらの値から求められるMCV,MCH,MCHCの値で,貧血の型を判断したりします.

わたしの赤血球数,血色素,ヘマトクリットが前回より低いのは,生理の影響もあるかも.

今回は生理直後でしたからねぇ...(^^;

生理直後と生理直前だと,わたしの場合(他の人の場合もそうだろうけれど)値が多少変わってきます.


白血球数は生体内を防御する一因子.

白血球数↑だと,炎症性疾患,感染性疾患,アレルギー,白血病など,↓だと無顆粒減少症など.感染しやすい状態になります.

この値はかなり個人差があるようです.正常値はあくまでも目安.自分がいつもどのくらいの値なのか把握しておくといいです.

わたしの場合,大学のときからの検査値を見ると,6000~8000くらいなんですよね.(^^;

アレルギー持ちなことも関係しているのかも.

血小板は血液凝固に関係しているもの.これが低いと血液が固まりにくくなります.減少原因はいろいろ.


コレステロールの数値が高いと動脈硬化の一因にも.疾患によってはこの数値が低くなることもありますので,コレステロール値が低い=健康 というものでもありません.女性ホルモンや男性ホルモン,副腎皮質ホルモン(狭い意味でのステロイド)などステロイド骨格を有する重要な生体内ホルモンの原材料にもなりますので.

コレステロールにも良いものと悪いものがあり,HDLコレステロールは良いコレステロール
抹消血管内で遊離脂肪酸などを回収してくれるので,良いコレステロールと言われています.

ちなみにこういった検査値で測定されるコレステロールと呼ばれているものは,食事中に含まれているコレステロールが肝臓で再合成されたもの.コレステロールの生成は夕以降に行われるため,コレステロールの再合成を阻害するタイプの薬剤は夕食後,就寝前に飲むものがあります.

中性脂肪=トリグリセライドはグリセオールを基礎骨格とした脂質(コレステロールはステロイド骨格.構造がまったく違います).多すぎると皮下脂肪や内臓脂肪の原因にもなります.
わたしの検査値は,コレステロールはほぼ変わらず,HDLが増えているので,良い傾向ですよね.

中性脂肪がさらに低くなりました.低ければ低いほどいい,というものでもありませんので,ほどほどに頑張ります.


尿酸,増えすぎると通風を発症したりするものです.(なんて適当な説明・・・) その他,腎障害,腎・尿管結石,糖尿病などの関連もあるとのこと.栄養過多,飲酒,プリン体を多く含む食事などが影響してきます.ビールのプリン体カット!という商品はコレを意識したものでしょうね.(^^;

ちなみに飲酒,過食にかぎらず,絶食,激しい運動も尿酸値上昇を招きやすいそうなので,ご注意を.

クレアチニンは,肝臓でできたクレアチンが筋肉に取り込まれた後,変化してできるもの.腎臓から尿中に排泄されます.腎機能の低下の目安になる検査値.腎疾患などのほか,加齢によっても上昇します.(^^;


GOT,GPTは,肝機能検査値というコメントがついているものも多いとは思いますが,肝臓以外にもある重要な酵素です.肝機能障害時に血液中に増えてくるので肝機能検査値になっているんでしょうけれど.GOTは心臓に多く,肝,骨格筋,腎,膵臓,脾臓,肺...など,GPTは肝臓に多く,腎,心筋,骨格筋,膵臓,脾臓,肺...などといった順番に多く分布しています.そのため,肝機能障害でなく,心筋梗塞でも増えてくる検査値です.

どちらにしろ,高い=良くないということに変わりはありません.

ALPもGOT,GPT同様に肝臓以外にも分布している酵素です.(^^; いくつかのサブタイプがあるので,ALPに問題がある場合はサブタイプの比較も必要.

γ-GTPもあちこちに分布していて一番多いのは腎なのですが,血中に出てくるのは肝臓,胆道系由来のもの.肝機能障害,胆道系疾患のほか,飲酒によっても上昇します.酒飲み要注意検査値ですね.(^^;

妊娠前は日本酒党だったし,お酒は多少たしなんでおりましたが,産後はまったく飲めなくなってしまったので,ここらへんの値は低値です.

とはいえ,飲んでいたときも低値でしたけれど...ヾ(-"-;)ぉぃぉぃ

ZTT(硫酸亜鉛混濁試験)は,わたしの中でいちばんマイナーな検査値です.ヾ(-"-;)ぉぃぉぃ 肝臓系疾患のスクリーニングなどにつかわれるようです.


全体的にはまぁまぁの結果でよかったです.

問題は便潜血...ですよね.(^^;

明日,消化器内科に無事いけるといいなぁ...