さらに続きですー

最初にちょっと炭水化物から離れます(笑)
たとえば、野菜。

1日に野菜を摂取する目安の基準がありますよね。1日350gだとかなんだとか。
単純に考えれば、トマトとキュウリでこの目安量を満たしてもOKなわけです。

トマトとキュウリだけで目安量を満たしてしまうと、
トマトとキュウリに含まれる栄養はたっぷり摂れます。
しかし、その他のものは食べていないので、摂れないということになります。

図にすると、わかりにくいけど。こんなかんじ。同じ色=同じ栄養ということで。



これをトマトとキュウリだけでなく、その他の野菜もいろいろ含めて、
目安量を満たすと・・・



トマトとキュウリだけの色=栄養でなく、他のさまざまな色=栄養も混じり合いますよね。
いろいろな種類の栄養がちょっとずつではありますが、豊富に摂れるし、
野菜の種類などを偏らずにまんべんなく食べれば、栄養が偏りにくくなります。

これと同様なことが炭水化物にもいえるのではないでしょうか?

日本人だと白米を食べる人が多いですよね。
野菜は緑黄色野菜、淡色野菜いろいろなものを食べ、
タンパク質も肉に偏ることなく、魚、卵、大豆といろいろ食べるのに、
炭水化物は白米、小麦(パン、麺類)だけということはよくあることですよね。
炭水化物を偏って摂っている状態、炭水化物の偏食とも言えるかも。。。
低炭水化物ダイエットをやっている場合は極力炭水化物を抜こうとしますから、
それでなくても偏りがちな炭水化物の種類も量もさらに少なくなります。

前回までの記事に書いたように、炭水化物は、
砂糖類、穀類(米、小麦、とうもろこし、雑穀、そばなど)、
炭水化物を多く含む野菜(かぼちゃ、れんこんなど)、果物類、
などなど、いろいろな種類のものがあります。
炭水化物=ダイエットにNGと量や種類を極端に減らした食事にするよりは、
全体の量は適量を維持したままで、食べる種類を増やして、
いろいろな栄養をバランスよく摂りたいものです。

ただ、特定種類の炭水化物源だけに偏らずに食べるのは、
簡単そうで難しかったりめんどうだったりしますよね。
わたしもすべてにおいて偏りなく食べるということはできません。
さらには毎日続けるのは大変な作業になってきます。
簡単に手軽にできるところをあげてみると、

■十三穀入りなどいろいろな種類がブレンドされた雑穀のパックを利用する
■ごはん、パン、麺、シリアルと主食を変えて楽しむ
■果物、お菓子・ケーキ類の摂りすぎに注意する

など。できるときに、ちょっとだけでもできることをする。
それが食習慣をバランスの良いものに変えていくことにつながると思います。

とはいっても、バランスの摂り方はひとそれぞれ。
このバランスだけがすべてではありません。
これができていなくても、他で調節つけばバランスはとれるものですからね。