去年は、レコーディングダイエット、食事日記を代表とする記録系ダイエットからはじまり、骨盤系ダイエット、朝バナナダイエットで終わったように思います。
レコーディングダイエットは記録系ダイエットの一種ですので、一定の効果はありますが、とくに目新しいダイエット方法でもないですよね。
骨盤系もとくに目新しいものではなく、いろいろな骨盤系が現れては小ブームになりの繰り返しのような気が。
朝バナナダイエットは単食系ダイエットの一スタイルと思えば、やはり目新しさはないですよね。

流行のダイエット方法の「流行」とはメディア的な流行り廃り。
食事日記だって、骨盤系ダイエットだって、メディア的に流行る前から、みなさんやっているものですし。
メディア的に流行らなくなったって、廃ってしまったて、
確実に効果が出るものはみなさん続けられているかと思います。
今年にいたっても、いままでとはまったく違った、新しいダイエット方法が流行るのではなく、
いままであった既存のダイエット方法や健康法が、
そのまま再燃したり、別の形で新しくなって流行りだしたりとなるのではないでしょうか。

「ダイエット市場」という意味では、メタボ検診が導入されてから市場が微妙に変わってきたように感じます。
ことにダイエット食品の市場では、あいついで食品メーカーの参入が目立っていますが、
食品メーカーのダイエット食品ですから、味は抜群。
いままでは、

ダイエット食品=あまり美味しくない、味気ない、でも低カロリー

だからしょうがない?的なものでもまかり通っていたように思いますが、
ここ数年の食品メーカーが参入で味が一気に進化しています。
もはや、

ダイエット食品=通常のインスタント食品並の味で、低カロリー

がふつう。
昔の話になりますが、缶のコーンスープって粉っぽい、微妙な感じのものがありましたよね(笑)
現在はとろ~りとしたものばかり。昔並みの缶スープはないように思います。
ダイエット食品にしても同様。
味は確実に進化して美味しくなっています。
いまひとつなダイエット食品は、なにかもうひとひねりがないかぎりは淘汰されそうな感じです。

今までにもあったけれど、メタボ検診導入でさらに加速してきているように感じるのが、
「ダイエット食品」という枠組みの「通常食」化。

ダイエット食 = ダイエットのための痩せるための特別な食事
通常食 = ふだんの食事

とするならば、その境界がなくなってきたように感じます。
通常食に「カロリーコントロール食」バージョンや、「栄養成分コントロール食」バージョンができるのがふつうになってきましたよね。
いままであった食品などの低カロリー版、低脂質版、低糖質版・・・といったものから、カロリーゼロ、糖質ゼロ、脂質ゼロのものまで。
通常食の「カロリーコントロール食」化、「栄養成分コントロール食」化は今年もどんどん進化していくことでしょう。
そして、「ダイエット食」と「通常食」の境界がさらにはっきりしなくなっていくように思います。