久しぶりにLife Carrier Netのお題より。

今週のテーマは「体重が減っていくのに体脂肪が増えていくのはなぜ?」

体重を減らして、さらに体脂肪も減らすためのアドバイスを・・・というテーマですが。
その前に「体脂肪」って?!についてです。
よく体脂肪が増えたとか、減ったとか言いますよね。

体脂肪ってなんでしょう?!

体脂肪=体についている脂肪です。
体脂肪を表す数値的なものとしてメジャーなものは体脂肪率。マイナーなものは体脂肪量だと思います。
体脂肪率が増えた、体脂肪率が減ったということを、略して体脂肪が増えた、減ったというケースがありますが、
これは正確な表現ではありません。
なぜなら、体脂肪率は割合を表すものであり、数式で表現するのならば、

体脂肪率(%) = 体脂肪量 ÷ 体重 × 100

といったものだからです。

たとえば、
ダイエット前は、体重60kg体脂肪率30%、
ダイエットしたら、体重が5kg減って体脂肪率が2%増えてしまった!=体脂肪が増えた!

この場合、本当に体脂肪は増えているのでしょうか?

実は体脂肪の「量」は、ちっとも増えていません。わずかにですが減っています。
もっとも体脂肪量は、体脂肪率から算出する概算値ではありますけれど。
体重60kgで体脂肪率30%の場合、体脂肪量は18kg。
体重55kgで体脂肪率32%の場合、体脂肪量は17.6kg。
数値上は0.4kgですが体脂肪の量は減っているんです。
ですので、体脂肪率が増えた=体脂肪が増えた という表現は正確さにかけると思います。

なぜこんなことが起きるかというのが、前述の数式のせい。

体脂肪率は、体重と体脂肪量の数値が関係してでてきます。
体重が分母で、体脂肪量が分子の関係です。
ダイエットしていると通常は分子が小さくなっても、同時に分母も小さくなってしまいます。
分子が減っても分母がさらにたくさん減れば、その結果である体脂肪率は変わりにくいです。
減り方によっては、体脂肪量は減っているのに体脂肪率が増えてしまった!ということもとうぜん生じてきます。

体重が急にすとんと落ちた!というときは、体脂肪率が増えているケースがほとんどです。
多くの人が経験したことがあることだとは思いますけれど、
これも、体脂肪量がすとんと減ったから体重が落ちたわけではなく、
たまっていた不要物や体水分の減少が体重の減少に反映しただけ。
体脂肪量そのものはそれほど減っていないので、こういった結果になっただけと。

体脂肪量も減って、体脂肪率も減らすにはどうしたらいいのか?

減った体重の内訳がすべて体脂肪量であれば、
体重が減って体脂肪率も減るという結果になりますよね。
とはいえ体脂肪の減少ペースはゆっくりですから、
1日2日で体脂肪率がぐんぐんぐんぐん減っていくというのは通常ではありえません。
サーキットトレ、スロトレ、など体脂肪が燃えやすいダイエット方法などもいろいろとありますが、
こういったトレーニングをしなくても、はかるだけダイエットだけでも減ってはいくものです。
食事、生活活動(運動)、の両方をおさえるのが基本。
両方抑えられているのなら、あとは1-2ヶ月で1-2%減るかな~くらいの感覚で、長い目で見ていく、
日々の体脂肪率の増減に惑わされることなく、続けていくのが大事だと思います。

でも1ヶ月に1%のペースで落ちても、1年後には12%減。
体の1割をしめていた脂肪がなくなるんですよ~~~
減った後のことを考えながら、楽しく頑張っていきたいものですよねw