クラブの動きと感覚その② | うぢまっちゃのゴルフ日記

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前回のおさらいから


ゴルフスイングにおいて

クラブは大きく二つの動きをしていること


クラブの重心(㊟ヘッドの重心でない)をG点とし
ひとつめは身体の軸を中心としたG点の回転運動

ふたつめはG点を中心としたグラブ自体の回転運動

であること


例えるなら

ひとつめはハンマー投げ

ふたつめはバトントワリング

特に

ふたつめの動きは

グリップを飛球線と反対方向に動かすことが特徴

であること


についてでした


今回は

リストワークの重要度と

ボディーターンとの合成の動きについてです



繰り返しで恐縮ですが


クラブの動きは
ひとつめは身体の軸を中心としたG点の回転運動

ふたつめはG点を中心としたグラブ自体の回転運動


これを感覚で言うと

ひとつめの動きはいわゆるボディーターンのイメージ

ふたつめの動きはリストワークでイメージ

になろうかと思います


リストワークの詳細については

幾何学的な動き方や

能動的か受動的か などなど

難解な部分が多く

またの機会で....


今回は

リストワークをしなければ

どれくらいのヘッドスピードになるかについて

思考実験をしてみようと思います


モデルとしてはドライバーを想定し

腕の長さとクラブの長さを加えたを半径1.6m

この先のヘッドを円運動させ

秒速2回転で回転した際のヘッドスピード

を求めます


計算式は

ヘッドスピードv=半径r×角速度ω

  =1.6×2×2π


値は  ≒20 (m/秒) になります


びっくりされましたか??

ヘッドスピード 20m/秒 って

いくら非力な女子でも30くらいはいきますから

メチャおそいですよね...


いやいや

俺ならもっと早く回転できるぜ

秒速4回転だぜ!

といっても


やっと40m/秒で

一般男子レベル



でも考えてみてください

秒速4回転といえば

フィギアスケートの男子の最高ジャンプである

4回転ジャンプに匹敵するレベルなので

現実的には無理と思います



今回のポイントは

ヘッドスピードの構成要素のうち

ボディーターンの部分はおよそ半分(20m/秒程度)であるといこと

すなわち

残り半分はリストワークが作りだしているということになります



言い換えると

リストワークがきちんとできないと

大幅にヘッドスピードが落ちるということ



リストワークがきちんとできないという事例は

大きく以下の二つでしょう


①グリップがまずくて動かせない

 (極端に両サイドから握ったり)・・・子供に多い かな?

 (雑巾絞りみたく 極端に内側に絞ったり)・・・打ちっぱでよく見かけますね


②固めてしまっている

 (力んでグリップを強く握りすぎてしまう)・・・誰しもやっちまいますよね???

 (安定を目的に固定する意識が強すぎてしまう)・・・かつての自分も( p_q)



もちろん

ライン出しのようにある程度リストワークをおさえる打ち方もありますが

ある程度飛距離を出すためにはまったく使わないというのは

ありえないと思います


また使ってないつもりでも 受動的に動かされているので

ボディーターン要素とリストワーク要素は

通常では合成して作用しています


その証拠としてですが

ちょっとワッグルをしてみてください

リストワークを使った正しいワッグルだと

ヘッドと手が逆方向に動きますよね??

(逆方向に動かない人は リストワークをあまり使ってないことになるかと思います)


ワッグルはインパクト付近のクラブの動かし方の

予行練習ともいえると思います


注意深くワッグルをすると

インパクト付近のクラブの動きは

ボディーターンとリストワークの合成であると

理解できると思います


ボディーターンとリストワークの合成でワッグルすると

クラブで動かない部分(専門的には旋回中心)が

見つけることができます


グリップのちょっと先の部分になると思います


この位置でピンときた方は

かなり鋭いと思います




そうです



C9とかD2とかいうのでおなじみの

スイングバランス測定器の支点です

グリップエンドから14インチ(約35.6cm)になるそうです


(かつては12インチ法もあったらしく

 14インチの根拠は小生勉強不足でわからず...

 もしかしたら力学的というより経験的なものなのかも...)


まあ後々の簡単のため この点をO(オー)と呼ぶことにします



ヘッドの重心があったり クラブの重心があったり

今度は旋回中心だったり


いやー

混乱しますよね...

ということで

今回はこのへんで...



説明図があったら良いのですが

ブログの能力がないので...


すみません



以下は余談ですが


最近 スイングバランスはヘッドの効き具合であり

振りごごちには関係なく あまり意味なし・過去の遺物との意見もあるようですが

ことワッグルに関してはとても意味があると思います


スイングバランスというよりはワッグルバランスって言った方が

性質にあっているかと思います


スイングバランスはむしろ長さ×重量のモーメントとすべきものでしょう

どの長さかはこれまた自論があるのですが...

断面二次モーメントMOIは正確ですが 直観的でなさすぎるかと


まあ

どうでもいいことなんですけどね...









さて


明日は出張


寝坊しないよう目覚まし3つつけてっと


おやすみなさい(@ ̄ρ ̄@)zzzz