Q&A1130 40歳、AMH 0.1、まだ何もしていません | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 引越しをする事になり、落ち着いたら 治療をしっかり進めて行くことにしました。今月はお休み周期です。まだホルモン値が整わないのもあるので、お薬も出てません。そんな中 生理不順になってまして、23日周期と早く生理が来てしまいました。年齢40歳、AMH 0.1で、急いだ方が良いと言われているので焦ってますが、生理不順には漢方の当帰芍薬散が良いと友達に聞きました。市販の売っている当帰芍薬散を勝手に飲んでも大丈夫何でしょうか。漢方を扱っている病院で診察をしてから漢方を処方して貰った方が良いのでしょうか。
AMH 0.1で焦っているのですが、AMH 0.1でも妊娠してる方がいると聞きます。何歳くらいまで採卵できますか。パートナーがのんびりさんで引越しがあるから病院いかないでいいよ、タイミングをしようと。タイミングじゃ妊娠できないから、しっかり毎月病院へ行きたいのですが、あまりパートナーが理解してないようです。「病院=お金がかかる」なので、色々文句を言うと喧嘩になってしまうと思い我慢しています。治療が何も進んでないので、進んで行く段階で、例えば凍結までならなかったなど結果が出ないなど、パートナーはその時に気付くんだと思います。そんな状況なので漢方を試そうか悩んでました。

A 当帰芍薬散は、市販のものでも漢方医のものでも飲んでいただいて構いません。AMH 0.1でも妊娠してる方は、もちろんおられます。急いだ方がよいですが、パートナーの理解が得られない場合はなかなか難しいでしょう。「卵子が少ない」と力説しても通じない場合には、「あなたの精子がいない」場合を想像してみてくださいと、男性側のわかりやすい例え話をするとよいのではないでしょうか。あるいは、体外受精の説明会に夫婦で参加してみるのも一法です。