Q&A1405 治療終結後 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 昨年12月末までリプロ大阪でお世話になっておりました。
昨年5月末より治療を開始しましたが、AMH0.1以下高FSHで一度も卵胞が育つことがなく、なかなか採卵までたどり着けませんでした。最後の数か月は、エコー確認時にまったく卵胞なしという週が続いており、担当いただいた先生方にご相談し治療を終える決心を致しました。どの先生方も非常に熱心に対応下さり、リプロで治療が出来たことをとても感謝しております。
43歳という年齢で閉経という診断となりましたので、それをきちんと受け止めるべきだと思ってはおりますが、最後になかなか松林先生に診察していただく機会がなく、直接お話しを伺うことが出来ませんでしたので、メールをさせていただきました。
最後に松林先生の診察の際に、続けていれば卵胞が育ってくることもあるとおっしゃっていたことが、少し胸に残っております。万が一、1%でも可能性が残っているようでしたら、鍼灸なども含めて、もう少し治療を続けてみたい気持ちがあります。1年以上、エコーで卵胞が確認出来なかった場合でも、卵胞が育ってくるようなことはあるのでしょうか。

A どんなに条件が悪くても、偶然卵胞が育ってくることがあります。しかし、これは計算してできるものではありません。私の患者さんで最高齢の妊娠された方は50歳ですが、卵が育たず取れず治療を完全に諦めた後の自然妊娠です。妊娠を意識しない性行為が重要だと思います。


下記の記事を参照してください。

2014.5.29「☆☆妊娠には「ニュートラルな気持ち」で!