Q&A1708 流産・化学流産直後に卵管閉塞? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 初めての地元の産婦人科で卵管造影検査を受けました。結果は両側卵管が確認できず、大学病院を紹介してもらい予約しました。2017年4月にタイミングで妊娠反応がありましたが、6wで稽留流産の診断があり、8wで自然排出となりました。先月も薄い陽性が出て、1週間遅れの生理になりました。そのこともあって、まさか卵管が閉塞しているとは思っていませんでした。年齢が34歳ということもあり、卵管の治療をするか体外受精をするか悩むことになりそうです。

 

 

 

 

A 卵管がどのタイミングで閉塞するかは明らかではありませんが、出産された方も流産された方も後に卵管閉塞になることはあります。また、卵管造影検査の精度の問題(偽陽性=本当は卵管は通っているけれども通っていない結果になる)もありえます。34歳でしたら、FT(卵管鏡下卵管形成術)をお勧めします。

 

 



なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。