サガン鳥栖 対 アルビレックス新潟 

1-1


2023.10.21

共に残留を掛けた戦い

地方クラブ同士とはいえ立ち位置はだいぶ違う

そんな両チームの「ポゼッション」の概念も違う


新潟はとにかくGK含めて「クリア」をしない

徹底した哲学


それはリスクか?と問われれば

おそらくクリアして相手ボールになるほうがリスクだ、と彼らは答えるだろう


鳥栖はどうか?

まだそこまでの答えは持ち合わせてないのではないか?


縦ぽんだろうが、ポゼッションだろうが、

残留しなければ話にならない鳥栖は

負けないことを求められてきた


逆にJ1に上がりたいチーム

J2で「勝つこと」を求められた新潟


同じポゼッションでも目指すところが違う

でも現象として

「ゴール前に人が足りない」

のは変わらないという

同じ現象が起きるのは面白いところ


鳥栖はハントに行く形で前半を進める

当然取りに来る所を剥がしたい新潟は

サイドをチラつかせながら本命のトップ下付近を上手く使う

まぢでここは上手かった


なのでSB含めてしっかりと絞る鳥栖

そうするとサイドが空くので松田vs菊地はだいぶ菊地が出遅れての勝負となる

これは誰も悪くない。


強いて言えば前線のハントで奪いきれないことか。


なので分が悪い勝負の中でも最低限の強さと守備を見せた菊地はめちゃくちゃに評価したい。


逆に新潟はそうやって手数掛けてやっとサイドが空く、ので人を後ろとサイドに掛けすぎた。


だからキレイに崩すとゴール前に人がいない




本当にたまに、だが

苦し紛れに蹴られて繋がるほうが

形が出来ていないのでゴール前に人がいて、危険だったりした。


鳥栖もこれは同じ課題がある。

鳥栖の方は前進するのにサイドを使って最後は中を崩したい形。

しかし剥がすのに人と時間が掛かる。

堀米も手塚も降りてくるなら

河原が上がるしかない


という事で守備の要のはずの河原やソッコが上がった時だけ人が足りてシュートまで行ける、という状態


難しい


本当はもっと少ない人数で剥がして前進して

中に十分に人数を掛けたいのは両チームの願い


それが叶ったのは新潟の前半2分のシーンと

後半の高木の下がりながらのシュート


鳥栖のゴールシーンと

そして原田の突破から横山のシーンくらいだった

どちらも河原や樺山から原田、という形

やっぱりもう1人2人絡めば中央に人数掛けれるんだね、という好事例だった


ミドルは撃たれてたけどたぶん撃たせてた。


PKは微妙な判定ながら1度笛を吹いたら、ね。

もう少しチャンスを作りたい鳥栖は堀米と河原のボランチに西川投入


しかしまあ10分くらいで諦めて藤田投入。


藤田のお陰で落ち着きを取り戻した鳥栖は、

無理して繋ぐよりリセット多めにすることで

鳥栖ボールの時間を増やしていった。


あんなに怖かった新潟の剥がしは、やっぱりセットした状態で奪いに行かなければ、なかなか新潟も上手く行かないのだと、認識。


まあ鳥栖もだけど。


新潟は剥がしたいけど、クリアしたくないので繋ぐ

これを追い込んで追い込んで奪い切るのか

諦めるのか

難しい判断だったが、アウェイということ、すぐに追いついたこと


というわけでやりたい事は似てるようで違う


攻撃されないためにポゼッションしてる新潟と

攻撃するためにポゼッションしてる鳥栖


なのに簡単にクリアしない事で剥がすのに時間が掛かり最後はミドルシュートが多かった新潟と


そうはいってもさっさと蹴るシーンも多く

ポゼッションというより「前進」に拘った鳥栖は

早くそしてサイドで前進するがゆえに中央に人が居ない


サイドをキレいに崩せるのは1試合でも数回だろうからそこで仕留めるのか別の武器でも良いのか


たぶん川井さんは武器は何でもいいんだと思う


言うほどポゼッションしない鳥栖は

言うなれば「アクションサッカー」



自分たちが何かを起こすことで

相手に選択肢を強いる


ことで自分たちのペースで流れを掴むのが

鳥栖のアイデンティティだなぁ

と感じた夜でした。


新潟は強かった。

だからこそお互い最後まで殴りきれなかった


一定のリスペクトが少し線を引いた


そんな試合だった。














余談だがミックス席はめちゃくちゃ見やすかった

その上ウォーミングアップの直上なので鳥栖の選手が戻ってくるところが良く見えた


さらに僕らの前には福田選手推しの御家族が!

福田ゾーンになってました!


そしてそして山形サポ様から山崎選手のゲーフラとユニフォームを譲り受けました‼️

本当にありがとうございます!!


これは掲げて行きたいと思います。

チームは違えど選手を応援する気持ちを届けたいな、と。


鳥栖のゴール裏では難しいと思いますが、

今回みたいにミックス席や、メインなどに座ったときは山崎選手に伝わるように掲げていきたいと思います!


そんな新潟は3日間どこに行ってもご飯が

めちゃくちゃ美味しかったです


須坂屋 蕎麦

弁慶 寿司

ーー

スタグル タレカツ丼

えびす屋 村上牛

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感謝