礼。
それは、むか~し、むかしの、ことじゃった。
1911年1月12日
レルヒさんが日本にスキーを伝えて、
そこから80年以上過ぎた
1990年代のある日、
野沢温泉のスキースクールで
おねえちゃんイントラに教えてもらった話。
「平坦なところで歩いたり
スケーティングしたり
結構いい練習になるんですよ。」
当時高校生だった私に、
そんなことを律儀にやりこなす脳みそは
持ち合わせていませんでした。
そのうちにそんな話は忘却の彼方へ。。。
それからさらに10年。
スクールで低速トレの重要性を
たびたび耳にするようになり、
いろんなバリエーショントレーニングを知るようになりました。
できないものはひたすら練習。
でも、ただ漫然と失敗を繰り返しているだけでは、
結局できるようにならないんです(T_T)
低速トレでできないものはさらに低速で・・・
って言うと歩くしかないのです。
で、冒頭のおねいちゃんイントラの言葉を
思い出したのです。
で、平坦なところで歩きながら
実際にやってみると・・・
ボロボロ(笑)
歩いてるだけであちこちにボロ出まくりです(笑)
こんなんでコブや新雪に入ったらと思うと
ぞっとするくらい。。。
歩いててこんだけボロが出まくれば、
低速だろうと滑っていれば、
ボロボロボロボロ
になるのは当然ですね(笑)
1月3連休初日、
どうせリフトもコースも混んでるし、
ということで、
レルヒさんが日本で初めて
スキーを教えてくれた時の様子を
再現するかのように
滑ってくる人がいないようなところを
歩いたりよじ登ったりして
今まで以上に超ゆっくり練習してみました。
ゲレンデが空いてきたころに、
超低速練習の成果を試すべく、
普通に滑ってビデオ撮影をしてみました。
あ~らビックリ!
違う人が写ってました。。。
いやいや、ボロボロボロボロの部分が、
ボロくらいに変わってました。
ちょっと斜面状況が変わるとバランスを崩しそうに
なっていた部分で、
だいぶバランスを崩さなくなりました。
というわけで、予想以上に効果が出た
この練習を、
レルヒトレ
と名付けることにしました♪
この日はできませんでしたが、
これを踏まえて長い距離を滑ってみたりすると、
また違う発見がありそうな感じでした♪
これからも、
長~~~い距離をノンストップで滑ってみたり、
平坦なところで歩いたり、
斜面をよじ登ったり、
いろんなところを滑って、
遊びの幅を広げていきたいと思います。
ちなみに・・・
「○○さん、バリエーショントレーニングでは
できてますが、実践になるとできてませんね。」
という指導者の言うことは信用しないことにしています。
なぜって・・・
実践に活きないものを教えてることを
自ら宣言しちゃまずいでしょ(笑)
礼。