【読書記録】355冊目「窪美澄 夜に星を放つ」
5つの短編がおさめられています。
それぞれの作品で主人公は愛する人を失っており、心に大きな
穴が開いているが、それでも日常生活を淡々と過ごさなくては
いけない。
悲しみや絶望を胸の1番奥に沈めて。
誰かに全部わかって欲しいわけじゃない。
そっと寄りかかれる場所があることの大切さ。
それが生きる希望に繋がるということを、改めて考えさせられました。
折に触れ読み返し、その時々で感じる気持ちを大事にしたい。
素敵な作品に出会えました。