~つづく~
観たっ 2月5日(土)
午後から献血行ってきます
昨日私が観た主なテレビ番組のことを書いています。
『ネプリーグ』
ゲストは恐妻家チームでした。
西村和彦さん、ついこの間出演されていた気が・・・。
ななこ「・・・私のお父さん、お母さん怖がってないみたいだけど」
リサ「あたしのとこは・・・でもやっぱりママ強いかな」
みー「・・・怒ると変身するらしいね」
リサ「しないよ」
『世界ふれあい街歩き』
昨日の訪問国はリビアのトリポリという町でした。
ナレーション担当は浅野和之さん。
夕方の再放送も観ていました。
ななこ「リビアって砂漠のあるところだっけ?」
みー「・・・そう。トリポリは首都なの」
リサ「よく知ってるなあ」
みー「・・・ナレーションで言ってた」
『ハッピーMUSIC』
スタジオゲストはHappinessさん。
『デカワンコ』見たい。
ななこ「スマイレージさんとかも出てたね」
リサ「・・・うわっ!なにみーちゃんその黒い塊!?」
みー「・・・でか餡子」
ななこ「ペタ&ペタ返しありがとうございます」
リサ「ブログも見てもらえて、コメントありがとうございました」
ななこ「今日の一言」
みー「・・・人の恋路を邪魔するヤツは」
リサ「ふむふむ」
みー「・・・馬に蹴られて新宿前」
リサ「なんでよ」
~絵の秘密~
梅小路さんの部屋の絵を写したカメラには、確かに絵から抜け出た女の子が写っていた。
霧状から実体化した女の子は辺りをキョロキョロ見回すと、寝室のドアをすり抜け消えた。
「ほんとに写ってましたね・・・・・・」
別に小声でなくてもいいのに小声のみゆみゆ。
「どこへ何しにいったんだろうな」
「トイレか?」
「なんで幽霊がトイレに行くのよ」
幽霊って決まったわけじゃないけどさ。
「・・・どう見ます?」
くーみーが瞳美に尋ねた。
「う~ん、そうねえ。この子の想いがこの絵に宿ってる・・・・・・今感じるのはそれかしら」
「何か探してたようだったけど?」
画面を見つめたままの鈴城くん。
キョロキョロしてたよね。
「桜子は思い当たることないの?」
「え・・・そうですわねえ・・・・・・」
顎に手を当てて考える梅小路さん。
しばらく画像が変化無かったので早回し。
「あ、女の子戻ってきた」
梅小路さんの部屋の中が少し明るくなった。夜明けのせいだ。
絵から抜け出ていた女の子はガッカリした様子で戻ってくると、また霧状になり元の絵の中へ。
「やっぱり何か探しに行ってたみたい」
「探しに・・・何でしょうね」
「トイレじゃなかったら冷蔵庫だ、夜の盗み食い」
それはあんたの日常でしょ、みさと。
「絵か・・・・・・」
画面をじっと見ている瞳美。
「この絵について知ってることは?」
「え、ああ。この絵は100年ほど前に描かれて、モデルはマリーネという女の子。・・・私が知っているのはそれくらいですわ。特に有名な絵というわけではありませんから、本とかにも載っていませんし」
「そのマリーネちゃんと話したこと無いの?」
みさと、キラーパスか。
「話した・・・というわけではありませんが、一度私と目が合って言われた言葉がありますわ」
声聞いたことあったんだ・・・・・・。
「言葉?なんて?」
「どこにいるのかしら?って、英語で・・・・・・」
どこにいる?誰が?何が?
また謎が一つ出てきた。
~つづく~
~対面~
キョウスケさまは事故に遭い、半年前から入院していた。
しかも現在も意識不明のまま・・・・・・。
「今まで不自然に思っていたことも理解できる・・・・・・けど、信じられない話しだわ」
私が今まで会っていたキョウスケさまは・・・・・・。
「リルと手も繋ぎたがらないわけよ、連絡先の交換もしないわけよ。・・・・・・相手は幽霊だったんだから!」
「幽霊・・・・・・?」
私の中にある記録ではそれは架空の産物。
幻覚や夢に類似したものと記されています。
「あいつの妹と連絡がつけられたの、明日会ってみましょう」
明日・・・・・・。
「明日は午後からキョウスケさまと会う約束が・・・・・・。」
「幽霊に会うより”本人”に会う方が先でしょ。病院も聞いたから明日行くわよ」
ユウナさまに手を引かれて私は帰りました。
キョウスケさまとさっきまで話しをしていた公園を振り返りながら・・・・・・。
土曜日の朝。
私とユウナさまはキョウスケさまが入院しているという病院へ行きました。
近くでタクシーを降りると、病院の玄関前に女の子が一人立っていました。
「あの子が・・・・・・。」
玄関の方に歩いていく私たちに気づいた女の子が、私たちに近づいてきました。
「はじめまして、あたしが昨日連絡したユウナよ。で、こっちがリル」
「はじめまして、長谷川美奈子です」
お辞儀をした美奈子さんは、おとなしそうでした。
「せっかく来ていただいたんですけど、今日は面会の方は・・・・・・」
申し訳無さそうに視線を落として美奈子さまはおっしゃいました。
「そう・・・急な話しだったし、仕方ないわね。美奈子ちゃんは少しお話しできるかな?」
「はい・・・・・・」
私たちは病院のお庭のベンチに移動して話しを続けることにしました。
「・・・昨日話しを聞いたときはとても信じられませんでした。意識の無いお兄ちゃんと会ってた人がいたなんて・・・・・・」
ベンチに座った美奈子さんの最初の言葉・・・・・・。
キョウスケさまの事故。
部活動の帰り道、横断歩道を渡っていたキョウスケさまは飲酒運転の車にはねられて・・・・・・。
「でもお兄ちゃん、前に言っていました。好きな人がいるみたいなこと・・・・・・。でもその人は自分のことは好きになってくれないだろうって」
「・・・それがリルのことだったのかな」
キョウスケさま・・・・・・。
「あの・・・・・・」
美奈子さまが私を見ました。
今にも泣き出しそうなお顔で・・・・・・。
「リルさん、もしお兄ちゃんがリルさんと会っていることが支えになってるなら、このままお兄ちゃんといてくれませんか!?
そしたら・・・・・・リルさんともっと会いたい気持ちが強くなって、ベッドのお兄ちゃんは目を覚ましてくれるかもしれないから・・・・・・!」
美奈子さまは私の手を取って涙を流しました。
「美奈子さま・・・・・・」
「お願い・・・・・・!」
強く私の手を握って、美奈子様は何度もその言葉を繰り返しました。
~つづく~