当寺の夏祭り | 普門院だより~アメブロ版~

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こんばんは。



 7月12日は我が寺の一大イベント淡島さまの夏祭でした。


 淡島さまは女性の一代守り本尊です。


 様々な悩みや災厄から守ってくださいます。


 もちろん、女性だけでなく男性も同じようにお守りくださいます。


 朝九時から護摩祈祷供養が行われます。


 またご詠歌や写仏をなさっている婦人部の方々がお見えになり、


 祭り寿司を作りました。


 祭り寿司は岡山の代表的な名物。


 その特徴としては、とても具がたっぷりとあるちらし寿司だということですが、


 その昔、お殿様が倹約令を出しました。


 庶民はお祭りのときに食べるお寿司が貧しい日々の中で唯一の楽しみなのに、


 数少ない楽しみすら奪われてしまうのを残念に思い。


 重箱に寿司を詰めるとき、底に具をたっぷりと敷いて、その上にご飯をのせたのです。


 つまり、その重箱をひっくり返せば、

 更にのせたときには、たっぷりとした具がいちばん上になりますね。


 だけど、重箱に入っているときに真上から見ただけでは、


 具が少ない散らし寿司にしか見えません。


 岡山の庶民たちは、そうやって倹約令を乗り切ったそうです。


 そのときのお寿司が現在に伝わり、祭り寿司になりました。


 これは余談。夏祭とは関係はありません。


 その散らし寿司を皆さんで作ります。


 とはいっても、ある程度の下ごしらえなどは、私と母で前日までに済ませておきます。


 当日は、椎茸を炊いてきてくださったり、卵を持参してくださたり、


 上に載せる具ー魚介類などーを持ってきてくださる方々がいます。


 昼前に出来上がったお寿司を皆さんー婦人部の方や手伝いにきてくださった


 檀家さんー総代さんたちが召し上がります。


 一方、境内では、ふだんは閉ざされている本堂の戸がすべて外され、


 境内地にテントをはり、そこでお札やお線香・ローソク、お札などの販売をおこないます。


 お参りにこられた方々はそこで買い求め、本堂の前でお参りされます。


 その間も、護摩祈祷は本堂ておこなわれています。


 1日に3回おこなわれます。


 護摩木といって、四角い小さなお札のようなものに願い事や、干支、年齢、名前を


 書き込み祈願供養するのです。


 また、境内では素麺の無料接待や、子ども向けにはヨーヨーつり、金魚すくいもあります。



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護摩木をたいたときの焔です。


 霊感のある方が見ると、焔が不動明王の形をしているのが判ることがあるらしいです。


 108種というお香を護摩木に加えるときに仏様が出現されることが多いといいます


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 <太>本堂真正面、護摩壇から正面を見たところ。


 大きなお厨子の中にはご本尊様がおられますが、普段は秘仏なので見られません

  


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護摩供養をしている最中です。


  うつっているのは主人です


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 本堂内部。ご詠歌隊の方々がご詠歌をあげています


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 最初とは違う焔です。


 確かによく見てみると、仏像の形に見えないこともないですね?


 お祭りはだいたい夜八時くらいまで続きます


 淡島様は女性の守護神として知られているので、


 腹帯-妊娠五ヶ月の戌の日ーを貰いに来る妊婦さんもおられます



ただ今、ご詠歌や写仏をご一緒にして下さる


 方を募集中です。


 皆さん、とても和やかな雰囲気でいつも楽しくお稽


 古をなさっています。そんなに難しいものではあり


 ませんので、是非、お気軽にご参加してみてくださ


 い。ご連絡は当寺まで。

 

 お近くの方、ご参加をお待ちしております。


 体験参加も受付中。


 迷っておられる方もこの機会に是非、ご一緒に心


 安らぐ時間を過ごしましょう。


 来る8月18日土曜日は水祭です。


 お塔婆に亡くなられた方やご先祖さまの戒名を


 を書いて、ご供養します。


 是非、お参りください。

 


  体験参加受付中。     参加者写仏作品
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