「赤ちゃんが一人で寝られる育児法」
と言っていますが
(や、実際そうなんですが)、
子ども夜更かし大国の日本 なので
これを実践するためにはまず
パパ、ママはじめ、
周りの大人の認識を改める
必要があるかもしれません
赤ちゃんが大人の予定に
合わせるのではなく、
大人が赤ちゃんのために
行動してあげるんです。
それは何も、
赤ちゃんと全ての行動を共にする、
一緒に寝るということではありません
赤ちゃんが一人で、
自分で寝られるように
上手にリードしてあげることです
じゃあ、それってどうやるの
そのために、
大人が必ず守らなければならない
ルールがあります
一度決めたルールは変えない
その日の気分で言うことを変えない
パパとママが同じ態度をとる
→子どもが自分でやって、
そこから学ぶ機会を大人の都合で
(短時間で済ませたい、大人が
やった方が早いし汚れないから
楽など)取り上げない。
→子どもが騒いだら「今日は特別だよ」
と言って甘やかさない。
一度これをやると子どもは簡単に
「毎日が特別」理論を持ち出します
でも彼らにとっては本気なのです。
例えばスーパーで「これ買って」
と息子がお菓子を持ってきたとします。
でもここではお菓子を買う予定は
ないので、買いません。
「買って~~~」と粘ってきたら、
「それが正しいことなのか」
「自分の”なりたい子”の行動として
ふさわしいか」
本人に問うてみます。
2歳でも3歳でも、
自分の行動が正しくないと認めるのは
嫌なのか、これはかなり効きます
それでもまだ粘る場合には、
まだ何も買っていなくても
一度スーパーを出ることにしています。
「場所を変える」って、
大人(恋人や夫婦)のケンカでも
有効ですよね~←余談
以前、こういう風に
本人に答えさせて、本人が納得して
次の行動をとるところを見ていた
年上の友人や親戚から
「どうして叱らないの」と
聞かれたこともあります。
「これはダメ」と叱ってやめさせれば
その方が早いというのです。
確かに、
その時のことだけを見れば
その方が効率がいいし、
時間もかからずに済むかもしれません。
でも、本人が納得していないと
”叱られたからやめた”、
逆に言えば
”叱られなければまたやる”ことにも
なりかねません。
約束を守らないその行動が
よくないのだということを
本人が理解していないと
解決策とはいえないのです。
(反対に、
「そうすればいいんだね~、
小さくてもちゃんとわかるんだね~」
と感心してもらったことも
ありますよ)
それからこんな話もあります。
ある娘さんが
お友達と遊んでいるときに
アイスをほしがりました。
ママは「もうすぐごはんだから、
そのときまで我慢したら
デザートのアイスを買ってあげる」
と約束しました。
娘さんはそれなら…と、
食べたい気持ちをぐっと我慢して
ランチの時間を迎えました。
そしてランチメニューを選ぶ段になって、
ママがこう言ったのです。
「○○ちゃん、
ママ気づいたんだけど、
あなたこの夏休みに
甘いものたくさん食べすぎてる
んじゃない普段と違って
ちょっと食べすぎだから、
今日はもうやめておきましょう」
娘さんはせっかくママとの約束を
守ってさあこれでやっと
その我慢も報われると思った矢先に
こうなったのです。
このママの気づいたことは
確かに正論なのかもしれません。
”普段の約束よりも甘いものを
食べ過ぎている”ということ。
でも、さっき2人は約束をして
子どもがそれを守ったのです。
こういうのはあまりよくないですね
「大人の気分で言うことを変えない」
ことが大事です。
他に、こんなケースもあります。
出かけるときに子どもが
リュックを持って行きたい
と言って、でもママは
「荷物が増えるし途中で
ほっぽり出しそうだから
置いていってもらいたいな~」
と思っている。
そんな状況を想像してみてください。
「自分で荷物を持つ」と約束したけれど
いざ出かけてみると子どもは遊びに夢中。
かと思えば今度は疲れてきた。
結局、
リュックはいつもママが持っている。
こんなことって、ありませんか
こういうときにも、
やっぱりきちんと約束を
自覚してもらいます。
そのまま自分(大人)が持てば
わざわざ止まる必要もないし
移動もスムーズにいくかもしれません。
でもそれを続けていると、
いつも最後は大人が荷物を持って
くれるものだと子どもはそう覚えます。
それ自体はもしかしたら
それほど悪いことでは
ないかもしれません。
でも”約束を反故にしても平気”
という感覚が一度身につくと、
それを直すのに、
その子は結局はどこかで
我慢をしたり、
今まではこれでよかったのに
どうしてダメなのと疑問に
思いながら耐えるときがくるのです。
ひとつひとつは
小さなことに思えるものでも、
子どもと接するときには
彼らにとってそれは
大きな判断材料になり、
常識になっていくのです。
一見、寝かしつけとは
関係ない内容のようでしたが、
こういう中で
”自分をコントロールすること”
を知っている子どもは
魔の2歳児、3歳児になっても
それほど手のつけられない
子どもにはなりません
寝かしつけは「躾」ですから、
こうした普段の大人の態度を
大切にすることで
寝かしつけもよりスムーズに
進めることができますよ
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