重松直志のBLOG〜ドイツ日記〜 -5ページ目

春到来!

ケルン体育大学!


こんばんは!ドイツにも遂に春がやってきました。日本はどんな感じでしょうか?今回は一度に二回更新すると言う贅沢構成でいきたいと思います。二回目の更新に今の自分の近況などを報告したいと思います。

第一部はみんな全く興味ないであろうケルン体育大学のスポーツテストについてです。実は僕は日本にいるときにこの大学に興味があったのですが、なかなかインターネットなどでは日本語での情報を得る事が出来ず苦労しました。このブログが何らかの形でケルン体育大学に興味のある方に届き少しでも情報の助けになればと思います。


ケルン体育大学のスポーツテストは入学時に必要なテストで通過しないと大学に入学することは許可されません。但し日本で体育大学を卒業している場合は試験を免除できる可能性があります。周りの人の話を聞くとほとんどみんな日本で体育大学を卒業していて、体育試験が必要でない場合が多いです。心から羨ましく思います。

試験は全20種目あり大きく分けて5つのスポーツに分けられます。

水泳
ラケット種目
チームスポーツ
体操
陸上競技

の五つに分けられ、全20種目中1度だけミスが許されます。

水泳は

・クロールと平泳ぎのフォームが正しいか。
・潜水20m
・100m競泳(クロール1:40秒以内 平泳ぎ1:50秒以内)
・高飛び込み

の五種目です。注意すべきは100mと高飛び込みです。僕は普通の水泳の飛び込みは得意なのですが高飛び込みは頭から飛び込み、いかに垂直に入水できるかどうかのテストなので全く感覚は別です。僕も習得するのに一番時間がかかったかもしれません。100mに関しては一番成功率が低い競技らしいので練習あるのみです。

ラケット種目は

バドミントン、卓球、テニスの中から選びそのなかで基礎が出来ているかどうかを見られます。僕は卓球を選んだのですが緊張感のあるなか、ラリーやバックハンドが出来ているかどうかを見られました。

チームスポーツは

サッカー、バスケットボール、バレーボールから選び、これもまた基礎をチェックされます。ちなみに僕はもちろんサッカーを選んだのですが、これに関しては僕たちのグループみんなが合格していたので問題ないかと思います。


体操は

器械体操
鉄棒
跳馬
懸垂

体操に関しては本当に注意が必要です。自分が大丈夫と思っていても実は十分ではないと言う事が多々あります。僕もこの競技で辛酸を舐めました。器械体操は前転→後転倒立→前転倒立→側転の順番で演技します。どれか一つでもミスをすればそこで終わりですので完璧な演技が求められます。鉄棒は逆上がり→蹴上がり。これもどちらも成功しなければなりません。懸垂は腕を完全に伸ばしきって五回します。これも舐めていると痛い目にあうので注意です。


陸上競技は

100m走(13、4秒以下)
高跳び(1m40cm)
砲丸投げ(7m40cm以上)
3000m走(13分以内)


注意すべきは砲丸投げです。フォームの正確性が重要なので力だけで投げても合格をもらえない事が多いです。そして全種目の最後に行われる3000mは必須種目で絶対に成功しなければいけません。


ざっと説明しましたが、これ全部を一日で行い、朝の7時からいろいろとあるので一日の体調管理も重要です。いつ栄養を摂り、演技するときに最高の力を出せるか。こういった事も考えなければなりません。当日の独特の雰囲気。演技するときは全員の視線が集まるのでその中で力を出せるかどうかもポイントです。また試験官によって判断の基準が違うので、厳しい試験官には注意が必要です。




こんな感じで年間二回行われる試験ですが合格者は毎回全体の40%~50%といわれているぐらい狭き門です。しっかりと準備をして望む事をお勧めします。またテストは時々変更することもあるのでその時々学校のホームページでチェックすればビデオ付きのテストの要項がチェックできます。英語かドイツ語なので迷う事もあるかもしれませんが。


とにかく何か質問があればいつでも現地から情報を出来る限り送りたいと思いますので遠慮なくどうぞ!てな感じでケルン体育大学スポーツテストに関しての紹介を終わりたいと思います!長々と失礼しました。笑





ではまた。ちゅーす!


お久しぶりです!