本手描き友禅作家の秋山章先生が
手掛けてくださいました祈りの儀式の衣について
先生からのお手紙には
手描き友禅の本物の祈りの衣に
85年の人生を貫いて参りました老耄の匠 秋山章の終生を賭けての作品として御調整申し上げました
日本の伝統工芸の域を集め、総て手創りの本手描き友禅で品位と格式を求めました。
この道に命を賭けた職人の、技と、芸と、贅とを
創り重ねた祈りの衣です。
その上、世界文化遺産 賀茂別雷神社の御前で
愛之助様、紀香様のお幸せを祈り祓い清めました衣です。心よりお祝詞を申し上げます
めでたさの四君子の丸の花に
寿ぎの立鶴が凛として優美を誘います。
六代目片岡愛之助様の定紋である
〝追い掛け五枚銀杏〟紋から、銀杏の葉を添え
葉にはパール箔に金を添えました
古代ちりめんにパール箔で金彩工芸の気品を尽くして創り上げた格式あるうちかけです。
日本の誉れ高きご婚礼に相応しく 作者 秋山章の持てる総てを捧げた最高級の祈りの衣です。
と書かれておりました
秋山先生、そして
この作品に携わってくださいましたたくさんの
伝統工芸職人の方々に心から感謝申し上げます
の