進撃界隈でも森友学園の問題が話題になっているようですので、今日は、この問題から真の愛国、ナショナリズム教育のありかたについて考えていきたいと思います。


まず、森友学園の一連の問題についてですが、幼稚園児に対してあの教育内容が効果的か否かは科学的視点からの議論の余地があるでしょうし、仮に小中高校から始めるとしても、「安倍首相頑張れ」の選手宣誓などは単なる個人崇拝であり、愛国教育などとは到底言えないものだと思います。


本当の愛国心(郷土愛)、ナショナリズムを育む教育が行われていたならば、内政では消費税増税などの緊縮財政や労働規制緩和、移民受け入れなどで国民を貧しくし、外交では日韓合意や日露・日米交渉などで国益を損ね、日本の国力を低下させている安倍政権に対して批判的になるはずです。


何より、塚本幼稚園で虐待まがいの行為が行われているとの疑惑や、瑞穂の国記念小学院の土地取引の問題については国と自治体の関係機関および国会で徹底解明し、然るべき処分をすべきです。


ただ、森友学園を潰すだけでは問題の根本的な解決にはならないと思います。森友学園の過激な教育は「戦後教育絶対善・ナショナリズムや愛国心(郷土愛)や戦前の教育は絶対悪」という考えに基づく教育への反動から出てきたもので、親自身が適切な愛国(郷土愛)教育を受けていないがために、森友学園の教育の悪い部分に気づくことができず、子供をあずけてしまったという面もあり、この歪みを是正しなければいずれまた「第二、第三の森友学園」が出てくるでしょう。


「第二、第三の森友学園」を生み出さないためにも、また、安倍政権の政策に代表されるような一部の利益のために大多数の庶民に犠牲を強いるグローバリズム・新自由主義を拒否し、全ての国民が豊かに安全に暮らせる日本国を再建するためにも健全な愛国(郷土愛)教育は必要です。


塚本幼稚園で園児に教育勅語を暗唱させていたことが問題視されており、確かに特定の考え方を大人が頭ごなしに子ども達に押し付ける教育は良くないと思います。一方、特定の考え方を絶対悪として、子ども達に絶対に触れさせないように強制するのも健全な教育とはいえません。北朝鮮や中国が教育で民主主義を教えないのと同じです。


教育勅語については、特に「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ　（国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう）」が軍国主義的とされていますが、これは「武器をとって戦場に行く」という意味以外の解釈も可能で100%悪いもの、軍国主義的なものとまではいえないと私は思います。例えば、軍事的な脅威に関していえば、防衛力強化に必要不可欠なGDPの拡大やエネルギー・食糧の輸入依存低減を図るなど国民が一丸となって戦争・紛争を抑止、回避する努力をすることも立派な「義勇公ニ奉シ」だと解釈可能です。


また、国家の危機は軍事的な脅威だけではありません。自然災害大国である我が国日本の場合、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの大規模災害も国家の存亡に関わる重大な危機だといえます。この危機を国民一人一人が力を合わせて乗り越えることも「義勇公ニ奉シ」の一つでしょう。もっと身近なところだと、事故や火災の現場に出くわした時にできる範囲で救助や消火に協力するのも「義勇公ニ奉シ」に入るかもしれません。


全否定でも押し付けでもなく、例えば教育勅語であれば教師が生徒に一つの資料として示して、どう解釈するか？当時の人々はどういう思いを持っていたか？など一人一人に考えさせ、議論を深めていくのが健全な教育なのではないでしょうか。


森友学園問題を、国民同士が互いに力を合わせ豊かで安全な国をつくり、次世代に継承するという健全なナショナリズムを育むことができるような教育のあるべき姿について国民一人一人が考えるきっかけとすべきです。


「”総理も文科大臣も不適切、違法性認める森友学園・塚本幼稚園問題”」http://ameblo.jp/nyako-0924/entry-12252120138.html

「教育基本法違反の政治教育 森友学園だけなのか？」http://ameblo.jp/nyako-0924/entry-12252954589.html

「教育勅語で戦争になるの？」
http://ameblo.jp/nyako-0924/entry-12253867963.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=2c4f3c6f35a54cf684054b74fd464dfd

P．S

健全なナショナリズムを育む教育のあり方について今後、進撃界隈の皆さんと一緒に考えていけたらいいなと思っております。あと、ソウルメイト様やSOJ様が校長になって「経世済民記念学院」でもつくった方がよっぽど子ども達、日本のためになると思います。



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