野草を摘んで、自分の手で作ることによって自分の酵素を作る教室がある。
という話をこちら で知り合った方から聞いて、んん!本格的!!とピピっときたものの、昨年は満席で秋の酵素から参加。
秋の酵素は、秋から春にかけての寒い季節に体をあたためる作用もある木の実や野菜から作るもの。
栗、柿、どんぐり、菊の花などなどその時旬のものを入れました。
綺麗なルビー色の、甘くて美味しい酵素が出来ました。
この酵素は人間の体のまわり8センチに住んでいる常在菌を使って作るもので、その効果がどれほどのものなのか、作る前に先生がオーリングテストなどいろいろな実験させてくれたり見せてくれました。
人は皆、生まれたとき体についたお母さんの粘膜や、おっぱいを飲んだ時にそこにいた常在菌を呼吸から、口から体内に取り入れて、それが一生自分を守ってくれるそうです。
だからすぐに赤ちゃんの体を消毒したり、おっぱいをあげるまえにお母さんを消毒したりすると、大切な菌を赤ちゃんにあげることができなくなってしまい、その結果いろいろと不都合なことが起こるという話も。
最後は先生おすすめの酵素のパッティングを手の甲で試したのですが、どこか調子が悪い人は黒いネバネバがでるということで、私は茶色だったのですが・・。
お隣の方は白だったのに。
そして赤ワインのような色の、とっても美味しい酵素は8リットル強位できました。
酵素を漉した後の野菜のカスも6リットル位はあるかな。
すり鉢ですってジャムにしたり、お風呂に入れたりしていますが、これもけっこう美味しいです。
この酵素作りは、仕込んだあと毎日朝晩話しかけながらかき混ぜるのですが、ほったらかしにしておいたり、喧嘩してるおうちはまずい酵素になってしまうそうです。
小さい頃、おばあちゃんが女の子は体を冷やしちゃいけないから毛糸のパンツを履きなさいと言われても絶対履かなかったのに、若い頃は体のことを気にかけて大切にすることなんてなかったのに、最近はこうやってすすんで体にいいものを取り入れたり、大事にするようになってきました。
でもこうやって手をかけるって、なかなかいいなって思います。
作るのも、作った酵素を毎日飲むのも、酵素パックをするのも、おもしろいし、手をかけて丁寧に暮らすって、ほっとする感じ。
さて、そしていよいよ先日妙義山のふもとで念願の野草から摘んで作る春の酵素作りをしてきました。
これから伸びていくエネルギーに満ちた成長点のやわらかい新芽だけを10Kg積んで、4号樽に砂糖11Kgとからめて酵素の元などを入れ、酵素を抽出します。
秋の酵素作りで木の実や固い野菜を細かく10Kgカットするのも大変だったけど、野草や木の新芽を10Kg摘むのもけっこう大変。時々虫がいたり、手がかゆくなったり。
だけどこの日は雨上がりの曇り空で、野草摘みには絶好の天候でした。
それに植物から人間に流れる生体電流というのがあって、疲れるどころかむしろ元気になるそうなんですよ。
草の匂い、鳥の声、綺麗な空気のおかげもあって身も心もとってもすっきり。
やっぱり人間は自然の中にいるのが、自然なことなんだなあって思ったり。
こうやって汚染されていない草を摘むことが、今は本当にむずかしくなってしまった。。自然をもっともっと大切にしないとって思ったり。
柿、ヨモギ、アケビ、香りのよいハーブ、その他名前を知らない野草の新芽をとにかくとりまくり。
あけび蔓とかアカシアとか、花材として気になってしまう草花がたくさんでちょっと困りましたけど(^.^)
帰りに偶然欲しかったジャーマンアイリスなどいただいて、本当にラッキーでした。
長くなってきたので次に続きます♪