合唱「参月の雨」【10名様】 歌詞 | HAKU A WHIM BLOG

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アネモネの花の香りで
この胸がいっぱいです
無垢に廻り過ぎる季節が
沈めた罪と傷を―
鮮やかに、記憶、フラッシュバック。
眩しくて あたし惑わす

不思議

お願いどうぞ
孤独な手を引いて
夢を見させて

パステルカラーの
スカートを濡らした
突如の参月の雨です

消えてゆく命を数えて
乙女の祈り捧げる振りをして
くわえた煙草に火をつけて燃やした
純情の吸殻を投げ捨てて笑った
可憐な少女

月夜の海で
あなたと泳ぎたい
ゆらりくらり

コバルトブルーの水面を刻んだ
冷たい参月の雨です

あたらしい朝
からっぽの心の軋む音が
春風に酔う小鳥の声みたく

好きよ

お願いどうか
あたしの手を引いて
あの日のように

パステルカラーのスカートを濡らした
突如の参月の雨です

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