学童 その4 | 徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

  
2011年1月11日生まれの息子、ももたろはダウン症です。

先天性の心室中隔欠損+肥大型心筋症という合併症。そして喘息もち。

育児、ダウン症についてなど、思いつくまま書いてます。

体験入所の約一月後。

健常児の申請締切の翌日から、特別支援の申請開始というスケジュール。



ハハも、そう何度も申請のために来られないので、とりあえずはムスメの申請書の締切の日に間に合わせるように、NPOに提出しに行きました。



特別支援の申請書提出はその翌日からとなってましたが、ムスメの方の締切が今日だから、もしかしたら早いぶんには書類を預かってくれるかもしれないし。



ところが、特別支援の申請書は明日の審査会が終わってからでないと預かれないから、今日は受付できない。
審査会で入所基準に達していると判断されてからまた改めて提出に来てください、とな。



審査会でOKが出てから、申請書の受付?
順番が違うのでは、と言っても通じず。



仕方ないので、ムスメの申請書だけ出してきましたが、別に早い者勝ちではない申請書提出に融通を期待したのはハハが甘かったんでしょうね。




役所より役所化している感じがしてしまいました。



決まりは決まりだから。
でも、特別支援の説明会告知の手際の悪さから始まってるNPOに対して、うんざり感はMAX。



もう一つ気にかかっていたのは、

もし学童に入れたとしても、狭い建物の中で大勢の子どもたちがいる中で、のんびりゆったりなももたろは踏まれたり突き飛ばされたりするんじゃないかと心配でもありました。




小学生の男子は、乱暴乱雑なものだしね。




翌日、審査会があった後、NPOからメールで連絡が入りました。




「審査会での審議の結果、ももたろくんにつきましては、当学童の入所基準に達しないと判断されました。」



今後の方策については相談にのるから、一度NPOに来るように、とも。



この頃、もう放課後デイが決まっていたので、特に大変なことにもならずに済みましたが、働く親のためにある学童が子どもを選別するなんて、NPOには心底ガッカリさせられました。



放課後デイは、1ヶ所は送迎車が足りなくなってしまったとやんわりと断られましたが、一番遠いデイだったので、こちらにとってもかえって好都合で、近くの2ヶ所と契約することになりました。




あとは、受給者証が届くのを待って契約書を交わすばかり…




の、はずが、なかなか受給者証が届かない。




11月には申請書を出したのに、年が明けても来ない。
市役所に電話して進捗を聞いてみたら、2月には出せるから、という返事。




ところが、2月も半ば過ぎても、来ない。



働くハハにとって、学童に断られたしまった以上、放課後デイは命綱です。




早く契約まで済ませて、4月以降の足固めをしておきたいのに、2月末まで待っても、来ない。



市役所に再び催促し、放課後デイにも連絡を絶やさないように。



3月入っても受給者証が届かないので、先に契約をさせてもらいました。



契約する時に、ウチが相談に行って契約の内定した後、どんどん相談が増えて断っていた状況だったと聞きました。



なんとなく不安を感じて放課後デイに早めに探して相談に行ってて、本当に良かった。



そんなわけで、ももたろもハハもラッキーだったわけです。




今、2ヶ所のデイに通っています。

本人は感想を言葉では伝えられないので、ものすごく疲れているかもしれませんが、天性の人懐こさと、屈託のない愛らしい笑顔とが幸いして、どちらのデイでも可愛がられているようです。




その点、ハハはあまり心配してなかったのですけどね。




もし学童に入れたとして、新一年生は30人近く入所したそうで、総勢60人近い学童では、とてもももたろに目が行き届いてなかったでしょうし、

ももたろも自分のペースでは動きがとれなかったでしょうし、

ハハも必要以上にみんなに迷惑ではと恐縮していたでしょう。



デイに通うことで、ももたろがももたろらしくいられ、それを受け入れてくれる人たちがいるのは本当にありがたい出会いでした。



学童に断られたのは、結果オーライ。
とりあえず、デイで順調な毎日を過ごしています。