私が肺高血圧症と診断された2012年11月。
地元の病院の院長先生は、今思うと勉強不足やと思うが、夫ハビーに「二年以内に死ぬ」と告げた。
ハビーは、当時、東京に単身赴任中。
当時の社長に直訴して、関西に戻してもらった。
この時、夫は、社長に「関西に戻してもらうからには、役職を外してもらっても構わない。」と宣言した。
あれから2年以上経っているが、女房はしぶとく生きている。
先日、現社長に呼び出されたハビー。
「前の社長から引き継いでいるのだが、君は関西勤務を希望しており、出世は望んでいないということでいいのか。」と。
「はい。」と答えたハビー。
この4月から、東京にいる年下が上司になるそうだ。
これ以上お給料上がらないどぉ~、役員にもなれへんでぇ~と、缶発泡酒を飲みながら、ことさらに朗らかに言う。
私の病気が、ハビーの人生を変えてしまった。
病気が憎いと初めて思った。
それでも生きていく!しかない。
世界一!の技でカテーテル治療してくれて、リペア―されたのだもの。
お金や地位なんかやないでしょ、私たちの価値って。
幸せな老後目指して!