ルベル クールオレンジヘアスキャルプ&トリートメント 解析 | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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美容と健康、美髪と美肌にまつわるケミカル裏話を美容に詳しい「化学の先生」が分かりやすいコラム形式で徹底解説!
美容業界を取り囲むウソ情報を見破る術を伝授します。
化粧品類の評価・解析も更新中。

 

 

 

ルベル クールオレンジヘアスキャルプ&ヘアトリートメント の評価 





       皮膜力:★★★☆☆       
       補修力:★☆☆☆☆ 
      低刺激性:★★★☆☆ 
       しっとり感:★★★☆☆ 
     ハリコシ感:★☆☆☆☆ 
     サラサラ感:★★★★☆ 
     ふんわり感:★★★★☆ 
   カラー毛適正:★★★☆☆ 
  パーマ毛適正:★★★☆☆ 
      価格適正:★★★★☆(600ml:2329円) 
  
      総合評価:★★★☆☆ 


これは、必要ないですね(苦笑)

シャンプーに対してやる意味があるのか?という内容なのです。 


ベース剤にセテアリルアルコールを使っており、

かつステアラミドジメチルアミン

殺菌力を持った低刺激のカチオン界面活性剤です。 

セテアリルアルコールは旧指定成分としても有名なのですが、

皮膚の弱い方にはオススメ出来ない溶剤です。 


またカチオン界面活性剤もいかに低刺激といえど

殺菌力を持っているという点で

全般的にあまり頭皮に触れるべきではない物質です。 


シクロメチコンがメッシュ状の軽い皮膜を作る揮発性シリコンで、

飽和脂肪酸のエステルであるパルミチン酸イソプロピル

溶剤として十分な安定性がありますが、


ベースの成分が色々と問題です。
 


というのは、ベースの後ろを固めるのはマダケ根エキスや

肌荒れ防止剤、メントールなどは

「頭皮に付けてください」という内容なのです。 


タイトルも『ヘアスキャルブ』って言ってますので、

つまり「頭皮ケアもしてね」というトリートメントになります。 


しかし、ベースに使われているのはお世辞にも頭皮環境を慮った溶剤ではないです。 

僕としては、このトリートメントを頭皮にべったり付けてしまうのは少し恐ろしい気がしますね(^-^; 

(ちなみに僕はセタノールとセテアリルアルコールで皮膚が赤くなります。。苦笑) 


ヘアトリートメントとしての性能も、

シクロメチコンのうっすい皮膜が作れて、

ヒアルロン酸とアミノ酸でちょっとした保湿ができるかな…

くらいのもので、特筆に足るものではありません。 


「シャンプー作ったし、一応トリートメントも作っとくか」 

的な発想から生まれたであろう

製造者の適当感がひしひしと伝わってくる迷作です(笑) 

 

(成分) 水、セテアリルアルコール、パルミチン酸、イソプロピル、 
シクロメチコン、アルキル(C-12,14)、オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI、 
ステアラニドプロピルジメチルアミン、マダケ根エキス、ヒアルロン酸Na、 
グリチルリチン酸2k、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、 
アルギニン、トレオニン、プロリン、チャ乾溜液、ベタイン、PCAーNa、 
ソルビトール、メントール、セタノール、イソステアリン酸PG、 
ジメチコン、ベヘントリモニウムメトサルフェート、イソアルキル(C10ー40) 
アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、BG、 
香料、クエン酸Na、グリコール酸、プロピルパラベン、メチルパラベン、 
エタノール。 

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