21歳にして会社を80億円で売却した才媛
http://news.ameba.jp/20110721-96/
世界には強者がいますね。

日本でベンチャービジネスが失敗することの最大の理由は、会社に愛着を持つことと、社長の地位で満足してしまうことです。

そもそもベンチャー企業とは?
ウィキペディアによると、「ベンチャー とは、ベンチャー企業、ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。」
大企業にはなってはいけないのです。
起業して、会社の値打ちをつり上げて、あっさり売却する。
この女の子はそれをやってのけたのですね。

ある程度以上に規模になった会社は、それなりのノウハウが必要で、個人の手には負えなくなる。
だからこそ、会社の値打ちが上がって、買い手がついたらあっさり売ってしまう。
その思い切りが必要。
そしてまた新しいことを起業する。
起業を売り物にするのです。

しかし、いったん社長になってしまうと、手放すのが勿体なくなります。
社交界にデビューし、その立場を守りたくなります。
そうしている間に、一発目は当てたものの、二発目が当たらなくて縮小して行き、倒産。
ワンマンのベンチャーにありがちなパターンです。
起業家ではあっても実業家ではありませんから。

日本では、ベンチャーは育たないと言われます。
しかし、実はベンチャーとしては成功してるのに売り逃げが出来なかった失敗が、あまりにも多いのです。
一発目はアイデアで成功しますが、二発目以降を当てるにはそれなりのノウハウが必要で、大企業の経験がないと出来ないこともあります。
ならば最高値がついたら、良い値段で大企業に売ってしまう。

起業家の才能を生かさないといけません。
しかし実業家の才能とは全く別です。
会社を作る才能と、育てる才能は別ですから。
だからこそ、起業の部分しか追い求めてはいけないのです。

日本人的な「愛着」などの感情が、ベンチャーという事自体に向いてないのでしょうね。
この子のように、81億円で売り飛ばせない。
良いこととか悪い事とかではなく、ベンチャーとはそういうもの。
でないと世界とは渡り合えない、厳しい世界です。

けど、日本人だってどんどんベンチャーに成功して欲しいのです。
アイデアマンは多いですから。