somuriewine 人気レストランの名ソムリエ62人がプライベートで愛飲しているワインを紹介する。
家庭料理と楽しんだり、毎晩晩酌として飲むの手ごろな価格のワインばかりだ。

AERAで連載されている「逸品逸杯」をまとめてある。
フルカラーでワインのラベル、ソムリエ、そのワインに合う料理のイメージフォトが心を躍らせてくれる。


500円玉でおつりがくるワインもあれば、札束を支払わなければ飲めないような価格のワインもある。
ワインというのは実に様々な種類があり、価格にも幅があるものだ。
自宅で気軽に飲む際には、そうそう高いワインばかり飲めない。
しかし、廉価版のワインといのも少し寂しいものだ。
そんな時この本が役立つと思われる。
家庭料理に合うワイン、スナック菓子と一緒に楽しめるワイン、普段使いのワインなど700円くらい~12000円くらいのワインが紹介されている。
友人宅への手土産の参考にもなるし、もちろん自宅で楽しむワインに幅を持たせてくれるとも思う。
巻末には「こんなときには、どのワイン?」という逆引き銘柄索引もあるし、登場するソムリエが勤めるレストランリストもついてくる。
更に季節ごとにワインを分類し、四季に分かれているあたりもワインに関する本だなぁという感じがする。
また、各季節の章の最後にあるコラムも面白い。

私の好きなスパークリングワインの類も手頃な価格のものを紹介してくれており、さっそくメモした次第である。
ワイン専門店でソムリエの方に質問するのは非常に勇気がいるが、ここは勇気を出して本を見たのだがと言ってメモしてきたワインを買ってみようと思う。
本書を読み、専門知識を持った方にアドバイス頂き、紹介してもらうのが一番だと思った。
安くても美味しいワインというのは、山のように存在するようだ。


気軽に楽しみたい方、ワインマニアの方にも違う楽しみ方を提案してくれる1冊。


<朝日新聞社 2005年>


柳 忠之, 外山 俊樹
名ソムリエの、ふだんワイン