パートのお仕事・4 ~仕事中の力加減~
今の勤務時間は、1日4時間、週5日です。
フルタイムのちょうど半分ぐらいですが、ここに、炊事、掃除、洗濯、子どもの療育教室の送迎や、学校や教室の先生との話し合い、ヘルパーさんとの日程調整なんかが加わって、1日が終わる頃にはぐったり疲れます。
下手をすると、疲れが積み重なって、うつ症状が出始めてしまうこともあります。
世の中には、フルタイムでバリバリ働きながら、家事、育児をこなしているお母さんたちもたくさんいるのに、なんで私はフルタイムの半分の勤務でぐったり疲れてしまうのかなぁ・・・そんなに体力がないのかなぁ・・・と思っていたら、主治医に、「4時間勤務でそれだけ疲れるのは、4時間ずーっと休憩なしで全力疾走しているのが原因かもしれないよ。私だって、毎日4時間ぶっ通しで診察するのは無理だしね、合間にちょっと休憩する時間を入れたりしているよ。」と言われました。
そうそう、その言葉で思い出しました。
定型発達の方は、他人とコミュニケーションを取る時、相手の気持ちや、社会的な文脈、その場で自分が何を求められているのかなど、直感で読み取ることができます。
でも、ユニーク脳の場合は、直感で読み取ることができないので、その分、それまでの自分の経験を思い出して、頭をフル稼働させて考えながらコミュニケーションを取っているのです。
たとえて言えば、英語をカタコトしか話せない状態で、アメリカで暮らすようなものです。
カタコトは話せるので、言われていることはなんとなく分かるけれど、元々の文化(人種?)が違っているので、相手の気持ちや、社会的な文脈、その場で自分が何を求められているのかまで推測することは困難です。
それまでの経験で分かることもモチロンあるけれど、自分の置かれている状況を読み間違えてしまったり、相手の言葉を勘違いしたり、時には深読みして必要以上に考え過ぎてしまうこともあります。
人と一緒にいる間、無意識に緊張してアンテナを張り巡らせて過ごしているので、1日が終わる頃にはぐったり疲れてしまうのです。
ユニーク脳の場合、1時間人とコミュニケーションを取ったなら、そのエネルギーを充電するためには、1時間の1人になる時間が必要です。
だから、授業中も休憩時間も常に集団で過ごしている学校生活では、1人になる時間を確保することがとても大切になってきます。
私はカフェ巡りが好きで、とくに町屋のカフェなんかは絶対に1人で行くのですが、これは、無意識に1人になれる時間を求めていたんだなぁと思います。
フルタイムの半分の勤務とはいえ、その間ずっと息つくまもなく頭をフル回転させて、仕事が終わってからも、子どもの支援者の方々と様々なコミュニケーションをとっていたので、エネルギーが足りなくなって、ぐったり疲れてしまっていたのかもしれません。
それなら、勤務中の4時間の全力疾走をゆるめるにはどうしたらいいのかなと、いろいろと考えてみました。
本当は、今の職場で、「1時間に1回、5分の休憩(1人になれる時間)をください」なんて言えたらいいんですが、なかなかそんなこともできません(^^;)
それで、今は、ちょっとした隙間を見つけて、呼吸法をするようにしています。
やり方は簡単で、背中に大きく息をいれて、ゆっくり吐き出して、吐き出す時に、顎や首、肩、背中の筋肉がゆるんでいくのを感じるだけです。
1分もあればできるので、トイレに行った時や、子どもたちが機嫌よく遊んでいる時など、ちょっとした隙間にやっています。
とはいえ、まだ始めたばかりですぐに忘れてしまうので、まずはこうして力を抜くことを習慣づけることが目標なんですが(笑)。
これをするようになってから、仕事中の自分の身体にガチガチに力が入っていたことに気が付きました。
こんなにも全身に力を入れていたら、そりゃ4時間が終わる頃には疲れて当然だなぁと思います(^^;)
今の目標は、二次障害を起こさずに、細く長く働き続けることです。
いつかはフルタイムで働きたいなと思っているので、今の4時間の勤務で、『息切れせずに働くコツ』をいろいろ練習しながら身に付けていきたいなと思います^^