考え方を変えてみる・3 ~小さなゴールを設定する~
最近の仕事の様子は、まあまあ、ぼちぼちと続いています^^
仕事を始めて3か月頃にやってきた『やめたい期』は無事に通り過ぎて、今は小さな失敗はありつつも、それなりにやり過ごして、日々生活しています。
・・・で、ふと思ったことが、これっていつまで続くの?というギモン・・・(^^;)
生きていくためには、仕事をするという生活は(途中で転職したとしても)、ずっと続くわけです。
今は、70歳以上への年金支給の引き上げや、定年の引き上げなんかも議論されていますから、単純に計算しても、あと30年以上は働かないといけません。
今まで平均3か月で仕事を辞めていた私にとって、30年とか想像がつかないし、考えただけでも正直ウンザリします(^^;)
学校なら、3年とか、4年とか、数年先に卒業というゴールが見えます。
でも、30年という定年までのゴールは長すぎて、先が見えません。
そんなことを悩んでいた時に、ちょうど発達障害者支援センターの相談日がやってきたので、「30年っていうゴール(見通し)は長すぎるし、あと30年もどうやって仕事のモチベーションを保ち続けたらいいのか分からない」と、相談してみました。
そこでもらったアドバイスが、『小さなゴールを設定する』ということです。
たとえば、「今日の仕事が終わったら、○○しよう」、「今度の休みに、友だちと美味しいご飯を食べに行こう」、「夏休みになったら、△△に旅行に行こう」と、短期・中期・長期のゴール(自分にとっての楽しみ)を設定して、そこまでは頑張ろうと思うことで、仕事のモチベーションを保っていくんだそうです。
そうしているうちに、気が付いたら、5年、10年と経過していくんだとか・・・(^^;)
そういえば、旅行好きの友だちが、「6月に○○に行こう、夏には△△に行こうと、そういう楽しみがあるから頑張れる」と言っていました。
その話を聞いた時はあまりピンとこなかったのですが、「あぁそうか。あの子も、そうやってゴールを設定して、仕事のモチベーションを保っていたのか」と、納得できました。
最近、息子も、「勉強って終わりが見えない。いつまで続ければいいのか分からない」と言っていました。(←そんなに言うほど勉強してませんけど(笑))
それで、「勉強も仕事も、はっきりとしたゴールってないよね~。お母さんも、仕事の終わりが見えなくて、仕事のモチベーションをどうやって保ったらいいのか分からなくてさ、支援者さんに相談したら、『小さなゴールを設定してみたら?』って教えてもらってん。勉強なら、この問題集が終わったら映画を観に行くとか、○○に遊びに行くとか、なにかご褒美を作っていけばいいんじゃない?」と言ってみました。
そしたら、「いやでも、勉強も仕事も自分がしなければならないことだし、しなければならないことをしただけで、ご褒美とかもらってもいいのかな?」と返されました。
(なに、この妙な真面目さは・・・(^▽^;))
まぁ確かに、勉強に対してご褒美をあげるとか、お手伝いに対してお小遣いをあげるとか、いわゆる『自分がしなければならないこと』に報酬を与えるかどうかは、人によっていろいろな考え方があるところです。
私自身は、お手伝いに対しては、労働への対価として、お小遣いを渡しています。
勉強に対しては、『100点をとったら○○を買ってあげる』というご褒美は、100点にしか価値を認めないことになるので、それは下手をすれば、子どもの学びたいという意欲そのものを削ぐことになりかねないんじゃないかと思っています。
でもたとえば、『お疲れ様』の意味を込めて、1学期が終わった時にどこかに遊びに行ったり、問題集が1冊終わった時に美味しいものを食べに行ったりするのは、100点をとることが目的なのではなく、勉強で消費したエネルギーを充電することが目的なので、『また明日からも頑張ろう』という意欲を生み出すことにつながるんじゃないかなと思います。
今までは、私なりのエネルギー充電で、カフェ巡りをしたり、遊びに行ったりはしていたけれど、疲れたなと思ったら充電していただけで、意識してゴールを設定していたわけではありませんでした。
旅行好きの友だちみたいに、定期的に小さなゴール(楽しみ)を作って、息子と一緒に、勉強や仕事のモチベーションを保っていけたらいいなと思います^^