大掃除と身辺整理 | 私、自閉症です。

大掃除と身辺整理

あっという間に、もう師走。

今年も大掃除の季節がやってきました。

毎年この時期には45Lごみ袋で4~5袋分の物を捨てています。

普段から、できるだけ物は持たないようにしているつもりなのに、毎年毎年、なんでこれだけの不用品が出てくるのか、本当に不思議です・・・。(´д`lll)


今年もいつもと同じぐらい物を捨てましたが、今年はちょっと物を捨てる視点が違いました。

9月に、もしかしたら進行ガンかも・・・という体験をした時、『今死んだら、本棚の中も、机の中も、全部家族に見られるのかも!!いや、それは困る!!絶対困る~!!』って真剣に思ったので、今年の大掃除は、”いらないもの”ではなく、”見られたら困るもの”っていう視点で捨てました(T▽T;)


(断崖絶壁で有名な東尋坊には、自殺防止のために、『ちょっと待て HDDは 消したのか?』という立て看板があるらしいんですが・・・、まさにその看板の意味が理解できた瞬間でした(爆))


なにせ、机の中には、16歳~24歳ごろまで、一番生きづらさを抱えていた頃の日記や詩がたくさん入ってます。

今までブログの中に書いてきたことは、その中のほんの一部で、家族が読んだら卒倒しそうなこともいっぱい書いてます。

さっさと処分したらいいんだけど、不登校、パニック障害、うつ症状、過食嘔吐で苦しんでいた頃の気持ちや、家族とうまくいかなくて異性関係に逃げていた頃の気持ちなんかがリアルに残っていて、これが私の診断の際に役立つデータになっているので、医療機関や支援機関とつながる際には欠かせない資料として、なかなか捨てられません。


でもでも、ドクターには見られてもいいけど、家族に見られるのは、やっぱり嫌だぁぁぁ~~~!!

・・・ということで、どうしても診断に必要だと思うものだけ残して、その他は思い切って処分しました。

あとついでに、息子に関する検査の結果や、これまでの支援の資料も整理したので、紙や書類だけで45Lごみ袋1袋分を捨てました(´д`lll)


それから、保険や預貯金(たいしてないけど(爆))に関する資料も整理して、もし私が突然死んでも、なんとか引き継いでもらえるかな?という状態にしました。

こうして整理をしていると、私が物を持ちすぎていたり、整理ができていないと、結局残された人間が困るから、身辺整理って残される人たちのためにするもんなんだな~としみじみ思いました。


ちなみに息子は、なかなか物が捨てられないタイプだったんですが、最近は随分捨てられるようになってきました。

工作が大好きなので、すぐにモノがいっぱいになってくるんですが、小さいころから、おもちゃ(工作)はこの箱に入る分だけ、本は本棚に入る分だけ、と決めています。

箱から溢れそうになったら、いるものといらないものに分けて、いらないものは処分する、という作業を、小さい頃からずーっと続けてきたので、最初は捨てるのにかなり抵抗していた息子も、「これはもう役目が終わったから・・・」と、いさぎよく捨てられるようになってきました。


ユニークタイプって、物に強い愛着をもっていたり、収集癖があるタイプが多いような気がするので、捨てるスキルや整理のスキルを身につけるのは、生活するうえでの重要ポイントになるような気がします。

わが家も、2人暮らしのわりにはまだまだ物が多いので、これからもシンプルライフを心がけていきたいな~と思います。