私は、小さい頃から両親をなくして今、弟と二人暮し。
大人なんて信じられなくなり、大人の力を借りずに働いてお金を稼いでいる。
しかし、世間の大人はやな奴ばかり。だから、引きこもり状態でいる。そんな日々が続き、一本の電話が掛かってきた。
『東さんのお嬢さんですね?』
という北さんからの電話なのだ。
北さんとは、私の婚約者で一回結婚を止めたとたん泣きつかれ、付き合う事になった。
今頃になって掛かってくるとは、思ってもいなかった。
毎日のように、北から電話が掛かってくるようになり、しつこいと思った瞬間、私達は既に結婚式を挙げていた。
なんだよ、なんだー私の人生…。