桜の花も散り始めた頃、母は無事に退院することができました
母はもともと一人暮らしをしていましたが、
症候性てんかんが起きたときに、1人では、どうしようもできないですよ
と、Dr.Mからご指摘いただいたので、娘である私の家に連れて帰りました。
運転以外は何してもいいです
とのことでした。母は副作用により、テモダールなどの服用は断念していましたので、服用する薬はゼロです。
脳腫瘍内出血で生じた左半身麻痺は、入院中のリハビリで随分回復し、家の中では杖なしで歩ける状態にまでなっていました。
退院後2日間くらいはほとんど寝ていましたが、少しずつ、お料理や花の水やり、など、病院ではできなかったことを始めていました。その他は、入院中と同様、読書をしていました。
そして、母の趣味である洋裁も再開することができたのでした。
倒れる直前にプレゼントしてくれた手作りのポットカバーが、少し小さく、きちきちだったのです。それを入院中に話すと、
退院したら、サイズ直すねー
とずっと病院のベッドの上で気にしていたのでした。私は、次々と起きるイレギュラーな事態に、
退院できるかしら?退院できたとしても、ミシンを扱える状態まで回復するかしら?
と不安に思っていましたが、無事に退院した母はいとも簡単に、ポットカバーのサイズ直しを終わらせ、紅茶ポットにかぶせて、にっこりしたのでした。
本当に嬉しい瞬間でした
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