脳腫瘍の手術の際に埋め込んだチタンによるアレルギーで、
発熱し、症候性てんかん 痙攣発作 をおこして11日間入院した母。
退院のその日、迎えにいったところで、まずショックを受けることになります。
病院に指定された退院の時間は10時でした。
迎えにいくと、着替えも終わっていましたので、
「準備万端だね!」と声をかけたそのとき、看護師さんがいらっしゃって
ええ、夜中の3時から着替えて用意してたんですよ
と、若干いやみっぽくいわれました。
「目が覚めたら、もう朝だと勘違いしちゃって」
と気まずそうに言う母。
入院前、それなりに頭はしっかりしていたのですが、
11日間、歩くこともできず(実際は歩けますが、病院の管理上、車いす移動指定でした)、
ベッドの上で寝たきりだったことで、かなり脳のはたらきが悪くなってしまっていました。
2015年4月の退院時にも、手術のダメージによる脳の問題点は見受けられました。
詳細は別の記事 に書きましたが、
それらの問題点が11日間の入院で、ぐっと悪化した感じでした。
痴ほう症とまではいきませんが、
「大丈夫、お母さん?」と何度も言ってしまうくらい、
言動が少しあやしくなっていました。
また、歩行機能についても、前の月には2キロの坂道を歩ききったのが
信じられないくらい、退行していました。
脳、手足ともに、ダメージのある人が、入院をしてしまうと、
認知機能、身体機能の悪化が急速のようです。
防ぐことができないチタンアレルギーが起きてしまったので致し方ありませんが、
今から振り返ると、この入院は母にとって大きな痛手でした。
★詳しい病気の経過と現状はこちらの記事
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にほんブログ村 いろんな方の闘病記があり、とても参考になります。母を含めて、同じ病気の方が一日でも長く健やかに生きられますように。そして、奇跡が起きて、膠芽腫(グリオブラストーマ)が完治しますように。