脳腫瘍摘出手術、放射線治療を受けて退院した母は、概ね、元気に自宅で生活をしていました。

もりだくさん のお出かけやイベントも楽しんでいました。


しかし、7月のチタンアレルギーによる短期入院 や、複数回の症候性てんかん(痙攣発作)

繰り返した後、ゆるやかに、脳や身体機能が低下していきました。


退院時にも、複数のことを同時に処理できない等、脳機能の低下があったことは、別の記事 にも書きましたが、これらの機能低下が、2015年11月頃からは急速に悪化していきました。


たとえば、自宅に一日家にいる日は、編み物をしたり、写経をしたり、読書をするなど、

”自分がやりたいこと”を自発的に楽しんでいましたが、だんだんと、私が準備をしたり、促しをしないと、ぼーっとする時間が増えました。そして、12月に入ると、準備をしても集中力が続かず、最後までやらないようになってきました。食事でも問題がありました。食事時間自体が長くなり、こぼすことも多くなりました。

また、食べながら会話を楽しむことは難しくなりました。美味しいものをおしゃべりをしながら、一緒に食べるのが大好きだった母と私としては、とても悲しいことです。


とはいえ、11月の末には、新幹線に乗って一泊旅行に出かけ、同窓会に出席し2時間の会合に出席できる身体機能や知的レベルは保っていましたので、もっと深刻な後遺症に悩む方からすれば、たいしたことはなくといわれそうですが。。。

チタンアレルギーで入院をしていなかったとしても、

脳腫瘍摘出手術のダメージの結果として、この時期(2015年11月頃 =手術11か月後) に

このような状態になっていたのかもしれません。

それは誰にもわかりませんが、11日間の入院後、足腰や頭の働きが低下し、その前の水準まで戻せなかったというのは事実です。そして、症候性てんかん(痙攣発作)を繰り返す度に、いろんな機能が低下していったというのも事実です。


脳腫瘍を患っている方は、再発以外ではできる限り入院しないように、また、疲れに気を付けて、症候性てんかん(痙攣発作)を起こさないよう、どうぞお気をつけください。


★詳しい病気の経過と現状はこちらの記事 をご覧ください★

にほんブログ村  ポチッ いろんな方の闘病記があり、とても参考になります。母を含めて、同じ病気の方が一日でも長く健やかに生きられますように。そして、奇跡が起きて、膠芽腫(グリオブラストーマ)が完治しますように。