切ったと言いつつ、なんとなく1.3倍速で観ていたんだけど。


悪い展開のお手本みたいなアニメが有りましたね。


ハイスピードエトワール 第7話 


いや、マジで凄いわ。

素人か?

と思うような脚本。


天候とピットタイミングのタイヤ交換で、奇跡的に2位まで上がった凛。
これは完全に、チームの功績。
このまま安全に走れば、初めての表彰台は固い。
しかし凛は、「1位を狙わないなんて出来ない」と、いちかばちかのリボルバーストで抜く作戦に出る。
その気概に、ピットクルー達も首を縦に振る。

とまあ、ここまでは良い。

そんで、第7話だし、多分これで抜いて1位をとっちゃう訳にはいかないので、失敗するんだろうな。

というところまでは読める。

ここで、作家脳として問題になるのは、

「凛がどのようにしくじるか」
である。

トップを狙う覚悟を決めた凛。

凛にはリボルバーストが残っている。 

相手のソフィアはもう使ってしまって残りは無い。

大金をかけたマシンに、チーム。

結果を残すことを上に約束しているチームのマネージャー。

完璧なA.I.も、
「凛、1位を狙うのは無謀です」
と言っている。

それでも、1位を取ることにこだわるのがレーサーだ!

と、無謀な賭けに出る。


このしくじり方は、とても重要

チャレンジして、奇しくも失敗して、前のめりに倒れるならば、主人公に好感が持てる。
この先も応援が出来る。

しかし、監督か脚本家かは知らないが、マジでやらかした。


A.I.「凛、車体が安定するタイミングを指示します。カウントダウンに合わせて下さい」
凛「おっけー!」
A.I.「5、4、3、2、」
凛「リボルバースト、オン!」
A.I.「ちょっ……」

クラッシュして大破



こんだけ人の金と期待と責任を背負って、

表彰台確定の状況をフイにしてでも、レーサーの矜持として狙った1位。


フタを開ければ、


唯一の作戦である、

「A.I.のカウントダウンのタイミングに合わせてリボルバーストを発動する」事すら出来ない、アホで無能だった


という。



いや、僕なら凛をクビにする。



もともとレース中の心理描写が少なすぎて、レーサーの駆け引きとか、焦りとか、緊張感とかが皆無なこのアニメ。


レース中喋ってるのはずっと実況。


雨が降ってきて、


「馬鹿な! このタイミングで雨だと?!」

「まずいわね、タイヤ交換でピットが1回必要になる。これは致命的か……」


とかいうようなセリフも一切ない。


競技アニメでは致命的なんだけど、

さらに、ドラマの重要なファクターとなる部分でも粗が出てきた。



和泉風花さんは、本当にかわいそう。


まほあこの時は、きっと沢山検索して、アニメの評判に喜んでいたことだろう。


今期も、オリジナルアニメの主演が決まって、ワクワクしながら、自身の今後の歩む売れっ子ロードに胸トキメイていた事だろう。


それがこの体たらくである。



ガルクラ

ヨルクラ

無職2

このすば3


あたりに全て持っていかれてもはや空気。


出来損ない


みたいに、作画もストーリーも全て、正に


出来損ない


と話題になる方がましかもね。


終末トレイン


みたいに、めちゃくちゃやって話題になる方がずっと良い。





それにしても今期のなろう系は、

本当に酷いなww


全部が、


パクリ

理由付けの無い謎チート

ハーレム


に収まっていった。



まあ、切ってるから良いんだけど。



んで、これもマジでキツくなって来た。


ささやくように恋を唄う


百合アニメなのは良いんだけど、


もう、世界観がラブライブ。

男が居ない世界で百合やられてもなぁ。


女子同士で付き合うって、それって将来結婚するって事?


将来家庭とか、子供とかはどうするの?


みたいなセリフは一切無い。


「私もよりのこと、好きだったんだからね」


とか、百合ライバルが出てくる始末。


「私の「好き」は、より先輩の「好き」と同じかどうかわからない」


って出てきた時に、


おっ、これは!


と思った。


普通に考えれば、


私は自分が、アブノーマルかノーマルかわからない


と言う意味になる。


でも、違ったのよ^^;


「憧れ」か「恋」かわからない


だった。



イヤイヤイヤ、

君たち、性別の壁、無さすぎじゃない?


あ、でも男が存在しない世界だから、女の子同士で子供作れるのか。

そう云うファンタジーなのか。


じゃあ。いいか。



「きっとあの子は、普通に男の子が好きだろうし」


とかいうセリフも一切ない


周囲も、


彼氏持ちとか

「え? よりってレズなの? バイなの?」って聞くやつとか、

「私は普通に彼氏ならほしいけど」とか言うやつとか、


誰も居ない




共感なんて出来るはず無い。



そして、最後の急降下はコレ



声優ラジオのウラオモテ


最初は、結構リアルを追求していってくれるのかな、と思っていた。


しかし、話が進むにつれ、

ストーリーがこじれるにつれ、


リアリティの無い展開がバンバンと展開されていく。


事務所にナイショで勝手に暴露配信するのもありえないし、

それに協力するスタッフもオカシイ。


父親が監督のアニメに、娘のゆうひが出るのに、「娘だから票を入れなかった」とかいうのもオカシイ。

上手ければいれれば良いし、下手なら入れなければ良い。

あのセリフだけで、あの父親はプロじゃないと思った。


僕なら、元カノだろうと、振られた子だろうと、仮に娘だろうと、役にハマるなら使う。

「こっちは公私混同しないから、キャストの一人として宜しく」

というスタンスで。


ゆびさきめくるは、プロの声優のくせに、やすみとゆうひにキツくあたる。

いや、キャラ作りのプロのアイドル声優が、同業者でかつ、良くも知らないのに、ムカツクからって、そんなあたりかたする?

ボロ出しすぎじゃない?


普通にやすみやゆうひが、録音撮って暴露したりしたら、声優人生終わるんだけど?


ウラオモテの激しい、女の子同士のギスギスは、

百合シゴ

の方が百倍上手い




それに、

芸名からして、リアリティが無い。


うたたね やすみ

ゆうぐれ ゆうひ

さくらなみき おとめ

ゆびさき めくる


とか、

そんなダシャレみたいな名前の声優、リアルにいるか?



とまぁ、ツッコミどころが増えすぎて、だめですね。


はーあ、

隙のない演出と、セリフのアニメを作って欲しいものです。ほんと。