わかりきってる事だけどね!

最近、目まぐるしく状況が変化してる。
地元のTV局でささやかながら、番組を持たせてもらったり、新聞なんかも取り上げてくれたり。

そのおかげで、昔の仲間から連絡来たり。

ずーっと続けてきた音楽とは多少角度は違うけども、ひと通り吸収してから、自分の畑に戻るのもありだと思う。

先日開催したスクールの初の発表会も。
講師陣がすげぇ頑張ってくれたし、生徒もかなり頑張ってた!

もちろん課題もあるけれど、ゼロから何かを発信するという行為は、それはそれは大きな財産だよね!

俺が特に感動したのは、前日にインフルエンザになってしまって、当日の出演も危ぶまれた生徒がいたんだけど、最終リハではさすがに声が出てなくて、それでも何とかしたい気持ちが伝わって…。

そして本番!

彼は見事に歌いきった!
確かに100%ではないかもしれないけど、やらなければ!という気持ちはものすごく伝わった!!

そして今回、全ての演出・振付から生徒のモチベーションコントロールまで全身全霊でやったKACCHAN!

幕が降りてから泣き崩れた様は、きっと達成感と安堵感、何より自分をものすごく追い込んで臨んでいた事が伝わった!!

1つ1つの情熱は、必ず伝わるし、エンターテイナーである以上は、それが出来ないならばステージに立つ資格は無いと思う。


本当に皆に俺の方が良い経験させてもらったよ!

熱く動く!

そこには何か生まれる。
昔は「自己主張」を一番だと考えて

自分の好きなトラックで

自分の言いたいことを

RAPで表現してた。

それはそれで大事だと思うし、間違ってないと思う。

でも、そこで「対価」を求めてしまったら

それは自己主張だけでは成り立たなくなる。

生き様だったり、スタイルだったり、

活躍するアーティストはちゃんと「発信」してた。

ファッションだったり、音楽のコンテンツだったり、

それは一つの「カルチャー」だった。


音楽で対価を求めるのであれば、

それも一つの経済活動。

そこには「ニーズ」が無いと成立しない。

ニーズを徹底的に研究し、

そこに自分のスタイルで何を落とし込めるのか?

そういう表現のやり方もあるって知った。

そしてその楽しさを知った。


『四角い物が欲しい』

というニーズがあった場合、

俺は丸いものしか作らない

というやり方では、「対価」を得られるはずがない。

四角いもの

それは、

正方形でも

長方形でも

立方体でも

直方体でも

実は四角すいの底面だったとしても

四角いものには変わりはない。

丸いものしか作らない人でも

立方体の中に球体を入れる事は出来る。


可能性に制限をかけているのは

いつも「自分」の方で、

制限があるからこそ

試行錯誤し、新しいものが生まれる。

今はそんな気がしてる。


そして根底にはやっぱり「信念」がなければね。

何の為に?

これは常に自問自答しているべき。

気持ちや根性だけでどうにかなるほど甘くない。

でも、それがなければ始まらない。

結論から。

この1年で本当に成長させてもらったのは俺の方だろうな。

そして、

誰が欠けてもダメなんだって何度もそんな局面にぶち当たったけど…

今の俺ではその術を知らずに何も出来なかったことも多かった。

プロジェクトのプロデューサーとして

たくさん支えてもらった仲間にちゃんとお礼が出来てないんだろうな…

恩はしっかり感じてきっちり返してナンボ。

返せる「ゆとり」が持てるまで。




さて、ある種の尺度である「ワンマンライブ」

開催を決定した時点ではかなりの賭け。

集客=人気

の尺度がもろに露呈するし、失敗すると全て壊しかねない危険もあった。

それまでのいわゆる「チケット」の販売能力は

15枚程度。

そこに「お金」を払う価値を感じてくれた人が異常に少ない現実。

何が間違っているのか分からない無能な俺。

でも。

自信だけはあった。根拠ないけど。

それは「こいつ等なら何かが起こせる!」って思ってしまう期待感と、

これでもかってガムシャラなまでの努力の量による信頼。


どれだけ危険な賭けであったとしても、変な根回しはしないと決めておいた。

現実が知りたかった。

「見たい」人がどれだけいるのか?


蓋を開けてみれば、2回公演合計で248名が来場してくれた。

1年前から比べれば、実に約15倍(笑)


やっと…やっとスタートラインに立てたなと感じた。

夜公演の最後のメンバーの挨拶。

1人1人、背景がしっかり伝わって、見てきた1年と言葉が重なって、胸が熱くなった。

同時に「間違ってなかった」と安堵したのも事実。

音楽面にしても、これまでの土壌とは違う「POPS」という世界。

作家へのディレクションにおいて「流行感」をしっかりと認識しておいてからのオリジナリティの追求。

それもまずまず。まだ満足は出来ないけどね。



そして同時期にエントリーしておいた、そのジャンルの全国大会決勝の出場。

ファンの質と量が問われるジャンルだけに、このタイミングで出場出来たのは大きい。

肌で風を感じる事が多くなってきていた。


結果は残念ながら優勝こそ出来なかったけれど、

この1年の集大成としては、バッチリの内容。

結果が全てな世界というのは分かっているけど、

風が大きく育っていくのにとても重要な経験が出来たと思う。


課題を見つけ→修正し→成長させる

いつだって答えはシンプルだよな。小学生の頃から普通に教えてもらって練習させられてきている事で、そこに気づけない事が残念なんだ。

でも、上はあくまで本人達が主導になっちゃうから、

2年目でやらなければならない事は、

課題を想定し→問題を浮き彫りにする仕掛けを作り→課題を見つけ→修正し→成長させる

だな。

こんなの誰でも昔から言ってそうだけどね(笑)

Keep on Running!!

止まってる時間なんてないな。

1人でも走れないしね。

ガンバロっと!