震災から2週間たって、これまでBlogでも投稿したとおり、NGONPOの現地での活動がはじまっています。そんな中で、ひとつ「うまくいっているんだろうか?」と思う点があります。




それは、今資金が必要なところにちゃんと行っているのか?、ということです。

もっとシンプルに言うと、今この瞬間、被災地で活動していたり、被災者避難に関わっているNGONPOに、ちゃんとお金が回っているのか?ということです。

(下記内容、そんなこと分かってるよ!っていう方は、温かく見て頂けると幸いです(汗))



※今回お伝えしたかったことは、大体こちらのサイトにまとまっていたため、こちらを見て頂いた方が早いと思います(激汗。。。一応下記リンクでカバーしていない内容も書いています。)



Give Oneスタッフブログ:赤十字・共同募金「義援金」の使途、NPO/NGOへの「支援金」の使途




まず、義捐金は大きく2つに分かれます

1. 中長期的な復興を支えるための義捐金

2. 短期的・超短期的な支援のための義捐金




1. の最たる例は、赤十字への義捐金です。

赤十字への義捐金は、自治体を通して基本的には100%被災者へ配分されます。

参照:赤十字「義援金について」

こちらは、被災者自身が今後の生活を立て直し行くために利用していくお金になります。




2.は、震災直後から現地に入って活動されているプロのボランティアの方々、NGONPOへの義捐金です。

用途は、NGONPOの被災地支援のために必要な活動のためのお金です。

ただ、こちらについては、個別で寄付を募っている場合が多く、またマスメディアに取り上げられる数も限られるため、(あくまで予想ですが)1.ほど資金に余裕がないのではと思うのです。




特に、実績が小さい、特殊な活動をしている団体は(妊婦や赤ちゃんのいる世帯の避難等)、Twitter等ソーシャルメディアが浸透してきている状況ではあっても、発信力も弱く、なかなか必要な分が回っていないのではないかと。




また、今回の震災の場合、被災地がそれこそ東北から関東の太平洋側すべてといっていいぐらい広範囲にわたっています。

ですので、本当に多様なNGONPOが各地にちらばって活動をしている状況です。


リンク:東北地方太平洋沖地震 活動状況(ジャパンプラットフォームHPより)

ここに書かれている以外にも、活動されている団体はあります。






被災地が安定してきてからの、復興を支える支援も非常に大事ですが、
一方、現時点のタイミングでは、まだまだプロボランティアの方々の活動が必要な状況だと思います。
ですので、ここでお伝えしたいことは、こうしたNGONPOへの支援をしていけないかということです。
もちろんすでに、募金などされた方も多いかと思いますので、それこそ無理のない範囲でということになろうかと思いますが、NGONPOの活動を支えることも、短期的な目で見てできるひとつの被災地支援なのかなと思います。




2.の支援において難しいのは、どの団体が信頼におけるのかが見えにくい点です。

また、その目利きをほぼ個人の情報収集力に依存してしまう点でもあります。

方法としては、その団体のパートナーや理事等の肩書や、支援している企業等の名前から判断するのが、一番簡単かなと思います。





以下、どんなNGONPOが活動しているのか、ご参考下さい。

Think the Earth
がんばっている NPO/NGOを応援するThink the Earth 基金
東北地方太平洋沖地震 寄付受付団体

・ジャパンプラットフォーム:
東北太平洋沖地震被災者・支援情報

Give One:「東北関東大震災
緊急支援活動へのご協力をお願いいたします。(資金供給団体紹介含む)」

赤ちゃん一時避難プロジェクト :新潟県湯沢町への母子避難プロジェクトです。全然お金が集まってなさそうです。

 リーフレット



そのほか、寄付の必要はないですが、臨時ホームステイの活動をしている団体です。

mama to mama :被災された子連れ世帯および妊婦さんのいる世帯と受け入れてくれる家庭とをつなぐサイト

earthday money :「被災者ホームステイ呼びかけ」





本来は、政府によって当座の資金供給・配分ができていけるのが理想形だとは思いますが、
今回の場合、あまり期待もできないと思いますので、ご参考にして頂けると幸いです。