3月に、ある市役所の高齢者虐待防止研修会に講師で出てきた。介護関係者が対象だ。介護、看護、IT職場は比較的ストレスが高い。ストレスが上手く処理できないと、攻撃 は弱い高齢者に向かう。だからストレスをマネジメントすることが大事なのです、という話しをしてきた。

そのポイントはヤキトリ介護士に、ヤキトリケアマネになることです。人と接触する職業の人は、ミラー効果を学ばなければならない。逸話がある。

お姑にいじめられていた、嫁はたえきれなくなり、早く亡くなることを願うようになった。識者に相談した。識者は白い粉の毒を取り出し、毎日少量ずつ飲ませなさい。そうすればおばあさんは弱って亡くなります。嫁は毒をくれるように頼んだ。

識者は、毒を分け与える条件としつ、おばあさんが亡くなるまで、優しくすることとした。毒を与え続けると、やがておばあさんはだんだん衰弱してきた。嫁に優しく接触するようになった。おばあさんの優しさに接するようになった嫁は毎日、毒をもっていることを後悔し、識者に助けを求めた。識者は、言った。あなたが優しく接したから、おばあさんは優しくなったのですよ。人は接しかたによってかわるのですよ、と。安心しなさい、毒は小麦粉ですよ、と。ミラー効果の話しでした。介護の皆さんも、喜んでくれました。