最近、モチベーション理論が進化している。

三十年前になるかな。アルコール中毒の治療だ。井之頭病院で精神科医で作家のなだいなだの話しだ。意地と意思の違いを考えさせられた。その違いについて、なださんは次の例え話をした。幼児がころんで、そばに大人がいると、泣く。誰もいないと一人で立って歩いて行く。他人に対してはるのが意地、自分に対してはるのが意思だ、と。だからアルコール中毒の治療に大事で不可欠なのが意志だ、外的報酬によってヤル気をだすのが外的動機、志に向かってヤル気をだすのが内発的動機だ。これも意思の力だ。職務満足理論から職務幸福理論に進化している。内発的動機によって動いている時、幸福だ。

幸福なのは、内発的動機であり意思の力だ。だから一人でも頑張れる。

佐藤 隆