*アメンバー限定から公開に変更2018.10.4
「幻臭」に、いつから悩むことになったのか定かでありません。
(*他人には臭わない悪臭)
幼い日、家で一つの事件がありました。
いつも目の前で異変が起こります。
恥ずかしいことに、祖父は他人に頼まれて金を貸すことがありました。
その当時、幼くて事情が分かりませんから、ある程度の年齢になってから理解したのだと思います。
寒い冬の朝・・・
一人の男の人が、内庭で凍死していました。
住み込みの使用人夫婦が見つけて騒いでいます。
(*お金を貸していた渡り絵師でした)
大人たちのざわめきが長く続いていましたが、しばらくすると静かになりました。
その日の遅い朝食の雰囲気は、今でも重く沈鬱な記憶として残っています。
たぶん、その事件から「悪臭」を嗅ぐ苦に気付いたのかも知れません。
「金に執着することは不幸を生む」と、人生の折々に思いだす事件でした。
先祖からのカルマの相続と思う理由です。
*苦の苦です。
そして、この世界には「悪臭」だけではないのです。
「馥郁とした香り」を漂わせる人も居ると気づくこともあるのです。
シンクロニシティは苦い真実を気がつかせてくれます。
人として、
霊性の向上に導きます。
短稿でした。
*苦の苦です。
人の「悪い気」を、無意識に嗅いでいるのかもしれません。
自分なりに浄化は済んでいます。ご安心ください。